北野誠のズバリ

本当の恋を始めるなら、まずは自分を知ってもらうことから。

木曜日恒例の人気企画「大人電話相談室」。8/17の相談者は、39歳の男性・Aさんです。

「家の近くの100円ショップで働いている女の子に、一目惚れしてしまいました。ただ、久しく恋をしておらず、恋愛の仕方を忘れてしまったので、どうやって気持ちを伝えたらいいかわかりません」

パーソナリティーの北野誠が、詳しく事情を尋ねていきます。

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お相手はどんな人?


まず、どれくらい恋愛にブランクがあるのか聞いてみると、Aさんには5年前までは彼女がいたそうです。
その彼女とは、Aさんが大体24、5歳の頃から10年くらい付き合っていたとか。

彼女からは結婚をせがまれていたそうですが、その気持ちにAさんは応えられず、結局別れてしまったといいます。
つまり、恋にときめき何とか成就させたいと胸を焦がすのは、15年ぶりだということですね。

それで、100円ショップの女の子の年齢は定かではありませんが、Aさんによればおそらく20代前半であろうと。
芸能人では、歌手のaikoにちょっと似てるかなということです。

「コンビニでありがちなロマンスで、レジでお釣りを渡される時、ギュっと両手を握ってこられたとか?」

北野はその子を好きになったキッカケを尋ねます。

が、そうではなく、1ヶ月くらい前、品出しをしているところをたまたま見かけて、キュンとなったそうです。正真正銘の一目惚れなんですね。

ちなみに、従業員には名札が付いているのと、レシートにレジを担当した従業員のフルネームが表示されるので、その女の子の名前は把握しているというAさん。Facebookなどでその名前を探したものの、見つからなかったとか。

「若い女の子はFacebookなんかしてないからねえ。インスタグラムなら見つかるかもしれんけどね。Facebookって今は35とか40歳以上の人ばかりだと思うよ」と語る北野。
確かに最近では、若者のFacebook離れが目立っているという報道もされています。

あなただけ見つめてる


ここで、北野がAさんに「その女の子とは会話が弾んだりしたことはあるの?」と疑問をぶつけます。
するとAさんから「全くないです」と衝撃的な答えが返ってきました。

当然連絡先を聞いたりするようなこともなく、それどころかその女の子からAさんは認識されてない可能性が非常に高いのだそう。

「アカンやん、それじゃ」と呆れかえる北野。

「まずは君のことを認識してもらってからじゃないと、いきなりコンタクトを取ろうとしても相手は怖がるで」

例えば、何の面識もなく唐突に手紙などを渡してしまえば、返事は来ないだろうし、恐怖で店を辞めてしまうかもしれません。
年齢の離れた相手なら尚更です。

「100円ショップで買い物する時、少しでも会話を交わしてるか?」と聞く北野。
しかしAさんは「その店がすごくデカくて、レジが8台くらい並んでるんですよ。その子のところにうまく行くのが難しくて」と嘆きます。

なるほど、2、3台ならタイミングを見計らってその子のレジに並べるけど、8台もあったらすぐ他のレジに誘導されたりして、狙い通りにはいきにくいでしょうね。

さて、どうしたものでしょうか。このままでは、Aさんは完全なるストーカーです。
もしその子がFacebookをやっていたなら、いきなり友だち申請したり、瞬時に「いいね!」を押したり、執拗にコメントを書いたり。
もしくは逆に何もしないで、その子のプライベートを覗きまくって好みを調べて、いきなりプレゼントを贈りかねません。
Facebookをしていなくて本当に良かったですよね。

しかし現状のAさんではインスタグラムも調べ尽くしてしまいそうだし、急に手紙を渡してしまいそうです。
下手したら訴えられます。

Aさんもその自覚はあるようで、北野のアドバイスに必死に耳を傾けます。

Tシャツだけでも覚えていって下さい


「とにかく、その子に認識してもらうために、まず目立たなアカンからなあ。しょっちゅう買い物しに行くところから始めるしかないもんなあ。そして向こうから『よく買いに来られますよね』と話しかけられるように持っていかなアカンもんなあ」

頭を悩ませる北野。

そこでAさんは思い出したか、「品出ししてる時に声をかけて、商品の案内をしてもらったことが2回あるんですけど」と話します。

「だったらその方法ばっかりで攻め続けていけば、さすがに覚えるでしょうね」と、アシスタントの氏田朋子。
それを気長にやるしかないと、北野も同意します。

更に強くインパクトを与えるために北野はこう提案します。
「いつも同じTシャツを着とこう。『いつもそのシャツですよね』という会話が生まれるかも。そこから始めましょう」

こうして見事、ストーカーの誕生を未然に防いだ北野でした。

他にも覚えてもらう方法があります


その後、リスナーからリアクションのメールが届きました。

「在庫の薄そうな紙コップを一気に50個くらい買って、『今度バーベキューをやるんですよ』みたいな感じで言えば、良いイメージが付きそうじゃないですか?もしくは、千代紙とか変わったものを大量に100個くらい取り寄せてもらうと、『この人は何をしてる人なんだろう?』と食いつくハズです」

このメールを読んだ北野は、昔ワインバーを手伝っていた頃を思い出します。
甲子園球場の近くの大型小売店で、大量に肉を買い込んでいたのですが、友人は3日に1回は買いに行っていたので、店員さんに「ライオンさん」と言われていたそうです。どうやらライオンを飼っていると思われていたとか。

これは“接客業あるある”ですね。毎回同じものを注文したり、特徴的な買い方をしたりする常連のお客さんには、店員の間であだ名が付けられるという。これを逆手に取って、あえてあだ名を付けさせる作戦もアリでしょう。
ただ、印象が悪いと「〇〇ジジイ」などと酷いあだ名を付けられてしまうので、注意が必要です。

これらの意見も参考にして、Aさんにはぜひ平和的なアプローチをして頂きたいものです。
(岡戸孝宏)
北野誠のズバリ
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2017年08月17日14時13分~抜粋

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