CBCラジオ『北野誠のズバリ』、4/21のおたよりテーマは「むなしくなった瞬間」。
というわけで番組冒頭、北野誠が最近自分の身に起こったむなしい出来事を語り始めます。
なんと、2年もの間乗りつづけてきた北野愛用の自転車「東新町2号」が盗まれてしまったというのです。
通院のため、ほんの50分ほど止めている間になくなってしまったとか。
「さすべえ」付きママチャリ
この愛車の名に付けられた「東新町」というのは、広小路通りと空港線(名古屋市道堀田高岳線)の交差点名で、CBCラジオのすぐ西側一帯にある、ちょっぴり猥雑なエリアの名前でもあります。
ちなみに「東新町2号」には、あの関西のおばさん御用達の「さすべえ」が付いていました。
「さすべえ」とは、雨の日に両手を離すことなく傘をさして自転車に乗れる画期的な商品。自転車のハンドルに傘を固定するための傘スタンドのこと。
初代「東新町1号」も過去に盗まれたことがありますが、およそ5日後にホテルの駐輪場に突然戻ってきたという経緯があったそうです。
しかし、すでに2号を購入した後だったので、その戻ってきた1号はめでたくリスナーさんへのプレゼントになったとか。
「ツーロックにしとかなあかんねんな」と嘆く北野。
最近では盗んだ自転車をメルカリやヤフオクなどで売りさばく、なんてことも増えているそう。
しかも色はワインレッド
「東新町2号」はワインレッドのママチャリ。
北野は「なるべく人と違う自転車を選ぼう」と考え、目立つ色を選んだとのことです。
犯人はなぜ、さすべえ付きのワインレッドのママチャリというツッコミどころ満載の自転車をあえて選んだのでしょうか。
まったくもって不可解な話です。
自転車泥棒なら、どこにでもありそうな個性のない自転車を選びそうなものなのに、なんとも大胆な犯人です。
生まれて初めて…ではなかった調書
そして北野は交番へと向かいます。
「人生で生まれて初めて調書取られ…」と言いかけて何かを思い出す北野。
「ちゃうわ、生まれて初めて調書取られたのは、井筒さんと標識倒した時や。あん時の調書は3日ぐらいかかった。最後ホンマ大変やった」
などと、苦い記憶まで呼び覚まされる羽目になってしまいました。
さて、調書です。
自転車を買った時の金額ならまだわかるものの「今ならいくらになると思うか?」という不毛な質問に答えなければならず、さらに住所の記載方法も直されて、なかなか調書が進みません。
何丁目の場合は漢数字で、何番地何号の場合は算用数字を使わないといけないそう。
例えば「三丁目3-3」と表記しないと間違いとなってしまうんだそうです。
というわけで、そこまで一生懸命に書いたものが全てやり直しとなってしまいました。
おまわりさんも天然ボケ?
ようやく終わったと安心してCBCに戻ってきた瞬間に「間違いがありましたので、すみませんがもう一度来てください」と再度呼び出された北野。
CBCから自転車を借りて交番へ戻ると、盗まれた場所に自転車を置いていた時間帯を北野が「8:50~9:45」と答えたものを、おまわりさんが間違えて「8:55~」と5分間違えて書いてしまったとのこと。
「もうええやんけ!別にあいまいな記憶やがなー!だいたいやー!おれも覚えてないやん!どっちゃでもええがなー!」
と北野は大声でわめきます。
たった5分の違いでも本人の供述と違う内容ではまずいのですね、勉強になりました。
帰りに北野がCBCから借りてきた自転車をまたいだら「自転車あるじゃないですか。自転車乗ってきてはりますやん」とおまわりさん。
「ややこしいねん!非常に疲れますね!」
北野の嘆きがどうによ止まりません。
どうやらこのおまわりさんも天然だったようです。
「東新町3号」誕生となるか?
連絡がないところを見るとむなしい展開だったようです、と北野。
戻ってきた東新町1号の例もあるので「でも今回は5日以上は待ってみましょうよ」と、アシスタントの片山淳子は北野を励まします。
もしも北野が「東新町3号」を購入した後に「東新町2号」が発見された場合、その「東新町2号」はまたリスナーさんへのプレゼントとなるかもしれませんね。
みなさんも北野の「東新町2号」が見つかるように祈っていてください。
この後の「この曲を聞くとあのことを思い出す」のコーナーでリスナーさんからリクエストされたのは、安全地帯の「ワインレッドの心」。
これを北野は「危険地帯のワインレッドの自転車、東新町2号現在捜索中」と紹介します。
帰ってきて帰ってきてー、と叫ぶ北野と片山でした。
(minto)
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