北野誠のズバリ

これからは「親子揃っての就職活動」が常識に?

最近、売り手市場である就職活動について、一部の企業ではセミナーや家庭訪問を通じて、学生のみならず親にも就職の働きかけを行っているとのことです。

このニュースについて、北野誠が語ります。

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親への訪問は企業側にもメリットが?


企業が家庭訪問を行うことは、もちろん企業側にもメリットがあるからであり、北野は「実際の暮らしぶりを見ることで、学生の人となりが分かるからではないか」と推測します。
小中学校で学校が行うことを企業が代わりに行うようなものですね。

本来、親がどうなのかは関係なく、学生個人の能力が大事なのは当然なのですが、就職した後すぐの5月、親が会社に「子供がこんな仕事をするとは聞いてない!」と電話し、退職させるというケースもあります。
そのようなケースが増える前に、就職内定者やその親とあらかじめ意見交換や情報公開を行っておきたいという事情があるわけです。

親が仕事内容について事前に納得すれば、子供が後から辞めるということはある程度防げるのではないかと思われます。

学生だけではなく、親も判断対象に


また、学生だけでなく親を見るケースとしては、キラキラネーム問題があります。
いくら学生が優秀であっても、親がなぜこのような変わった名前を付けたのか、どのような教育方針だったのかということが、会社の人事担当者も気にしているのだそうです。
学生自身としてはどうしようもないことであり、これは親の責任ですね。

ブランドで企業を選ぶ時代ではない!


就職活動に関する一般的な親の特徴としては、やはり「名の通った企業に勤めてほしい」というものです。
名の通っている企業は安定しているということで、やはり子供には倒産のリスクがなく環境の良い企業に勤めて欲しいというのが親心。

このような考えを持つ親が多いからか、一方では親の世代であまり名が通っていない企業を希望する学生は、あえて親に相談しないという人も増えていると言います。
就職活動に関する一般的な親の特徴としては、やはり「名の通った企業に勤めて欲しい」というものです。
名の通っている企業は安定しているということで、やはり子供には倒産のリスクがなく環境の良い企業に勤めて欲しいというのが親心。

このような考えを持つ親が多いからか、一方では親の世代であまり名が通っていない企業を希望する学生は、あえて親に相談しないという人も増えていると言います。

ここで北野が語ります。
「もはや安定した企業と言うものはない。東芝は倒産の危機を抱えているし、地方銀行は金融庁が合併を推奨しているため、今後は人の整理が進む。世界の亀山モデルを有していたシャープも、今は買収されている」

自分の人生は自分で決めるべき!という意見は多いと思いますが、事前に企業側から仕事内容を積極的に開示するという点では、学生にとって良いことだと思います。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2017年04月12日13時16分~抜粋

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