2017年8月22日(火)

脳科学に基づく夫婦の関係。結婚28年目が最大の危機!?

北野誠のズバリサタデー / ライフ・ヘルスケア

話題の本の著者や話題の人にインタビューを行う「ズバリこの人に聞きたい」。

今日は『夫婦脳』(新潮文庫)の著者、人工知能研究者で脳科学コメンテーターの黒川伊保子さんに「夫婦の脳の違い」というテーマで、北野誠が話を伺いました。

5月20日放送分「男女必聴!女性の機嫌の直し方教えます」では、脳科学に基づいた「男女の脳の違い」について伺いましたが、夫婦間は単なる男女の間以上に開きがあると言います。

長年同じ生活をしているので、同じような脳に近づいていくようなイメージを持たれがちですが、実は、むしろどんどん離れていくのだそうです。

夫婦に違いがある当然の理由

まず黒川先生は、「恋に落ちる時、脳科学的上は『発情した』と言いますが、相手に対して好意を感じた時、脳の中で相手の遺伝子情報をキャッチし、生殖にふさわしい相手かどうかで相手に信号を流すかどうか決める」と答えました。

遺伝子情報とは、見た目や声、匂いなどが含まれていて、匂いはフェロモンとも言われますが、顕在意識ではなく潜在意識でほぼ感じるものだそうです。

さらにフェロモンは、遺伝子の免疫抗体の型と一致していると言われており、自分は生態として何に強いのか、暑さ・寒さに強い、飢えやウィルスに強いといった情報について、匂いを通じて相手に伝えているとのことです。

従って、自分に欠けているものや自分が弱いものを持っている人を求める傾向にありますので、結果的に真逆の相手と結婚することになるのです。

例えば、暑さへの耐性の有無でエアコンの温度設定が夫婦で合わない、相手は寝つきが良いのに自分は寝つきが悪いといったことが起こるのは、当然と言えます。

黒川先生は「生物多様性の論理にのっとっている」と語られましたが、人間も動物の一種だということを思い知らされますね。

恋愛の寿命は3年!?

ここで北野が「恋愛ホルモンが出るのも3年ぐらいって聞いたんですけど、本当ですか?」と尋ねます。

これは女性に顕著に起こる現象であり、1生殖期間を終えると、遺伝子のバリエーションを増やそうとするために、別の相手に行った方が良いと思うからだそうです。

3年間仲が良くてもこどもを作らない状態で「もうこの人は無理」と判断すると、急に拒絶するようになってしまい、恋愛スイッチを切ってしまいます。

相手の男性に対して、昨日までは優しい人だと思っていたのに優柔不断だと感じたり、今まで頼もしいと思っていたのに強引な人だと嫌になったり、ある瞬間で急に反転するのだそうです。

もちろん、3年で必ず相手が嫌いになるわけではありません。

出産などにより別の絆が生まれることがあるため、黒川先生は「付き合い始めてから1年以内に結婚し、3年以内に子供を産んだ方が、夫婦が長持ちする秘訣」と勧めています。

7の倍数の年に離婚の危機!?

さらに7年経つと、「この人じゃなかったかも」という危機が、男女ともに起こるのだそうです。

共通の目的を持たないと夫婦関係が続かなくなるため、家のローンや子育て、趣味などを持った方が良いとのことです。

その理由は、骨髄液は7年で入れ替わるために、相手から受ける刺激がなくなるのだそうです。

黒川先生の研究によると28年目は一番の危機で、熟年離婚の危険があるのだそうです。

7年目はできるだけ近づかない方が良く、遠巻きに優しい言葉をかけるなどして1年間をしのぎ、脳の戦略に引っかからないようにしてくださいとのことでした。
(岡本)

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