2017年8月11日(金)

長期の旅行前、歯科に行っておこう!

丹野みどりの よりどりっ! / ライフ・ヘルスケア

水曜日は「オトナのクリニック」、大人の気になる健康について取りあげていますが、今月は歯の病気について、5回に渡り特集しています。

名古屋市南区にある榊原デンタルクリニックの医院長・榊原功二先生に、丹野がお話を伺いました。

前回は「夏に多い子どものケガ」について取り上げましたが、今回は「大人でも多い夏の歯の症状」について取り上げます。

夏バテで歯が痛くなることも

まずは丹野が、こどもに限らず歯に現われる夏の症状について伺ったところ、榊原先生は「夏は結構、歯茎が膿んだり腫れたり、歯が浮いたように感じるという訴えが多いですね」と回答しました。

感染によるものもありますが、元々慢性の病気を持たれている方が急性化するケースもあるそうです。
これは、暑い時は体力や食欲が低下することで抵抗力が減ってしまい、今までは平気だったものでもタガが外れて、痛み出してしまうためです。

例えば親知らずや過去に痛くなったことがある歯や、歯周病により歯茎が腫れるなどした方が、病院に来なければならない程、痛くなってしまうことがあります。

治療法としては、歯槽膿漏の場合は感染症ですので、まずは急性を抑えるため、抗生物質や化膿止めなどの薬を飲むことや、場合によっては切開して膿を出す必要があります。
その後、急性の症状が治まってから、本格的な治療に入ることになります。

さらに榊原先生は、「その治療では歯を残すのが第一ですが、抜かざるを得ない場合もあります」と語りました。

旅行前に歯科へ行っておこう

もうすぐお盆などで長期の旅行に出かける方も多いと思いますが、榊原先生は「その前に歯を病院でチェックした方が良い」と語りました。

もし海外旅行先で病院に行かなければならない程痛み出してしまったら、その国の病院に行かざるを得ないのですが、その国の医療事情が違って治療がスムーズにいかなかったり、病状についてうまくニュアンスが伝わらなかったり、何よりも日本語が伝わりにくいという点で不安ですね。

また、せっかくの旅行だからといって強硬な日程を組んでしまいがちですが、そこで疲れてしまい、抵抗力が落ちることで、歯の諸症状が起きやすいという可能性があります。

さらに飛行機に乗る時、最近の機種はかなり空調が良くなっているので症状は減ってきていますが、人によっては気圧の変化などで、歯が浮くこともあるそうです。

旅行先でせっかくおいしい物を食べようとしても、歯の痛みが気になって食べにくいなどとなると、旅行の楽しみが台無しになってしまいますね。

「痛くないから、今は歯科に行かなくてもいいや」とつい思ってしまいそうですが、最後に榊原先生は、「旅行の直前ではなく、予防目的で定期的に歯科検診を受けることをお勧めします」とまとめられました。

最近では歯の治療が終わった後、半年後や1年後などに歯科から定期検診のお知らせを送っている病院もありますので、忘れずに行ってみてはいかがでしょうか。
(岡本)

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