2017年6月30日(金)

自転車に乗りすぎるとEDになりやすいってホント?

北野誠のズバリ / ライフ・ヘルスケア

水曜日の「ズバリなっとく」は、「ドクター石蔵の中高年よろず相談室」。
このコーナーは毎週、健康の悩み・夫婦の悩みなどについて、循環器・心療内科・更年期が専門、中高年アドバイザーでもある医師の石蔵文信先生に伺います。

6/26はリスナーから届いた、こんな健康に関する悩みについてです。

「サイクリングをし過ぎると、ED(勃起不全)になりやすいという説と、他のスポーツ愛好者よりも性の機能が高いという説の両方を聞いたことがあります。いったいどちらが本当なのでしょうか」

サドルで圧迫されて危険!

まず、サイクリングの愛好者にEDが多いと言われている件ですが、こちらはかなり以前から言われています。

1997年に米国泌尿器科学会が発表した調査結果によると、サイクリングの愛好者と陸上愛好者・ランナーとを比較した結果、中程度以上のEDの人が、ランナーが1.1%だったのに対して、サイクリング愛好者が4.2%と、約4倍も多いことが分かりました。

この後もさまざまな調査が行われ、「3時間以上乗る人はEDになりやすい」など、総じて自転車によく乗る人はEDになる確率が高くなっているという結果が出てきているそうです。

北野が「サイクリングでEDになりやすいというのは、どういうメカニズムなんですか?」と質問。
やはり、名古屋を自転車でよく走っているだけに気になるところです。

石蔵先生は「サドルにお尻の後ろの部分が付くが、血管や神経が集中している部位が圧迫され、そこが損傷するためではないかと言われている」と回答されました。

最近、穴の開いたサドルが販売されていますが、石蔵先生によると、このEDに関する研究発表があってから、ドーナツ型などのサドルが売り出されたのだそうです。座布団のように、痔のためというわけではないようですね。

やっぱり適度な運動が大事!

一方で「サイクリング愛好者は、他のスポーツ愛好者よりも性の機能が高い」というのはどういうことでしょうか。

最近の調査ではスポーツクラブの愛好者など、約4,000人で比較・調査していますが、特にサイクリング愛好者の性機能が衰えているということはないそうです。
むしろサイクリング愛好者は性の健康スコアが高く、心臓にも影響がなかったそうです。

大蔵先生によると「ある程度楽しくスポーツをすることは大事であって、軽いスポーツとして自転車は良かったとも考えられる」とのことです。

健康体であることがEDではないことにつながると考えられますが、逆の見方では、スポーツをするぐらい健康な人はEDになる人が少ないとも言えます。

ここで「走り過ぎや自転車のこぎ過ぎなどは、問題になるのでは?」と北野が尋ねたところ、やはり問題だそうで、大蔵先生は、「例えばマラソンだと大きな大会なら1、2人大変なことになっているのを見るほどなので、適当にやるのが一番良い」とアドバイスしました。

北野はさらに「月間で250キロ走る人などを聞くが、むしろ身体に良くないのではないか」と尋ねますが、大蔵先生は「心拍数が上がりすぎるのが良くない」と答えました。
最近、健康には走るよりもウォーキングの方が良いと言われるゆえんですね。

最後に北野は「アスファルトの上を走るのは、膝を痛めそうですし」と、歳を感じさせる感想でまとめました。
(岡本)

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