2017年6月28日(水)

幸せホルモン「セロトニン」、一体何者!?

多田しげおの気分爽快!! / ライフ・ヘルスケア

梅雨に入り、じめじめとした毎日が続いていますね。
天気も曇りや雨の日が多く、気分が落ち込んでいる人も多いのではないでしょうか。

実はそんな時、「セロトニン」というホルモンが不足しているのかもしれません。
このセロトニン、別名「幸せホルモン」とも呼ばれていて、セロトニンが十分にあれば、ハッピーな気分になれるとも言われています。

そこで、今回はセロトニンDojo代表の有田秀穂(ありたひでほ)先生に伺いました。

脳内物質セロトニン

そもそもセロトニンとはどのような物質なのでしょうか?

有田先生によれば、セロトニンは、脳や肝臓、腎臓、腸管で作られていて、それぞれの臓器でそれぞれの働きをしているそうです。
そして、脳内で作られて分泌されている点で、正確にはホルモンではなく「脳内物質」と呼ばれるそうです。

特に脳においては5つの脳機能に影響するそうですが、一体どんな働きをするのでしょうか。まず1つ目です。

「朝、すっきりと目覚めるときに、脳の中にセロトニンが分泌されます。ですから、朝のすっきりとした目覚めに関係します」

ちゃんと寝たのに、体調もいいはずなのに、なぜか朝、目覚めが悪くすっきりしないという人はセロトニンが不足しているのかも知れませんね。続いて2つ目です。

「(人は寝て起きた時に)副交感神経から交感神経に切り替わります。切り替わると血圧が上がったり、体温が上がったりして、体が動く状態になるのですが、この状態をきちんと背後で作り出してくれるのもセロトニンです」

寝起きの重たい体を動かすことができていたのは、セロトニンのおかげなのかも知れません。続いて3つ目です。

「心の面では、不安とかいわゆるネガティブな気分を解消してくれる働きをしますので、そういう意味では、幸せに関係があるというか、私たちの元気の源、ハピネスの源になる物質ですから、積極的に分泌する状態になれば、ハッピーに生活できると言って間違いないと思いますよ」

ポジティブでハッピーな気分になれるという意味で幸せホルモンと呼ばれているみたいです。続いて4つ目です。

「顔とか姿勢の緊張を上げますから、朝シャキッとした顔つきにしてくれますし、姿勢もよくしてくれます。セロトニン神経がしっかりと働いて、脳の中にセロトニンが分泌された状態でいると、そんなに意識しないでも自然に顔つきがシャキッとするというか、小顔になったり、目がパチッとしたりするので、特に女性にはありがたいですね」

自然体で顔や姿勢がシャキッと決まっていない人は、セロトニンが不足しているのかも知れませんね。最後に5つ目です。

「痛みをコントロールしてくれるという大変にありがたい脳の中の物質で、これがうまく機能すると、ちょっとしたことでは脳が痛いと感じないのですが、分泌が少なくなると、大したことがなくても、あちこち痛いという症状がでてしまいます」

このように、セロトニンはちょっとずつですが、いろいろな部分で働いて、私たちの身体を前向きな気持ちにしてくれているのですね。

セロトニンが不足するとどうなる?

それでは、逆にセロトニンが不足してしまうと、私たちの身体はどのような状態になってしまうのでしょうか?

「朝の目覚めが悪く、心の不安が絶えずあって、ネガティブな気分になります。見た目も弱々しく、顔つきもとろんとしてしまい、まさにうつ病とかメンタルヘルスの問題を抱えた人たちの症状になります」

実際に、そうした人たちのセロトニンの分泌状況をみると、少ないという人が多いそうです。つまり、うつ病などの背景の一つにセロトニン不足があるのではないかと言われています。

セロトニンを増やすには?

それでは、このセロトニンを増やすためには、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
有田先生によれば、セロトニンの脳内分泌を増やす要因は3つあるそうです。

1つ目は、太陽の光を浴びること。これは、目から光を入れる必要があるそうです。

2つ目は、運動。具体的には、歩行、呼吸、咀嚼という誰でもやる運動をしかっりと集中してやるとよいそうです。

3つ目は、グルーミング。人と人とが直接肌を触れ合うような活動もセロトニンの分泌を増やすのだそうです。

「エステが気持ちよいのは、触れる行為のマッサージそのものが、セロトニンの分泌を助けて、その効果で気持よいのかもしれませんね」と多田。
そういう意味では、リズミカルな運動で人と肌を触れ合う社交ダンスも効果があると言われています。

逆にこうした活動をしなければ、セロトニンが分泌されない日常生活になっていきます。すると、引きこもりがちになり、どんどんセロトニンが分泌されない状況になります。結果的に、この悪循環に陥ってしまうそうです。

梅雨時は太陽を浴びる機会が減りますが、運動やグルーミングによってセロトニンを不足させないようにしたいですね。
(ふで)

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