2017年6月17日(土)

寝汗はかく方が良い?かかない方が良い?

多田しげおの気分爽快!! / ライフ・ヘルスケア

6月も半ば、本格的な夏も目の前です。
夜間はまだ涼しいですが、これからどんどん暑くなっていき、寝苦しい日々が続きそうです。

起きた時にTシャツやベッドが寝汗でグッショリ、なんて経験も多くなるはず。
運動もしてないのに、寝ているだけでかいてしまう「寝汗」。なぜ私たちは寝汗をかくのでしょうか?

五味クリニック院長で体臭・多汗研究所所長の五味常明先生にお尋ねしました。

寝汗をかく理由とは?

通常、私たちは寝ている間に、コップ1杯程度は寝汗をかいているんだそうです。
寝ているだけで、なぜそんなにも汗をかくのでしょうか。

答えは体温調節のため。
人間は恒温動物なので、体温を一定にしなければ生きていけません。通常私たちは体温が上がると、汗をかくことで体温を下げています。それは寝ている時も同じ同じなのです。寝汗は私たちが生きていく上で必要不可欠なものなのですね。

寝汗をかけば身体の水分が減ります。これから心配な熱中症対策のため、寝る前の水分補給が大切です。

五味先生のアドバイスとして、寝る前に行う水分補給は、水などを一杯飲んで喉がもう潤ったと思っても、プラスアルファ、もうひと口多く飲んだ方が良いそうです。

こんな人が寝汗をかきやすい

ところで同じ部屋で寝ていても、寝汗をかく人とあまりかかない人がいます。
例えば、自分は全然かかないのに、同じ場所で寝ていた他の人はすごく寝汗をかいている…

この違い、ひとつは汗腺の数によって生まれるそうです。汗をかく「能動汗腺」の数は人によって異なるそうです。
さらに、人によって代謝の量も違います。代謝の多い人は熱を作りやすいので汗をかきやすくなるわけです。
この組み合わせによって、人の寝汗のかきやすさは変わってくるのだそうです。

寝汗をかかない人は要注意!

逆に能動汗腺が少なかったり、代謝が少ない人は、体温調整が上手くできずに熱が体内にこもってしまいます。
その結果、熱中症を引き起こしてしまいます。

つまりは能動汗腺が多く、代謝が良く、寝汗をかく人が健康的と言えます。
ちなみに能動汗腺を増やすためには日々の運動が大切なんだそうです。汗をかく習慣をつけましょう。

ただし、寝汗をちゃんと掻いている人も、水分補給をしないと同じく熱中症になってしまいますので気をつけましょう。

こんな理由で寝汗をかいている人も…

一方、嫌な夢から目が覚めたらシーツが寝汗でグッショリ…という経験をしたことはありませんか?

これは「精神性発汗」というものだそうで、起きている時の冷や汗と同じ現象なんです。
この精神性発汗はストレスが原因で起こるため、健康的な寝汗ではなくあまり良くない寝汗です。
思い当たる人はまずはストレスを解消し、気分をリフレッシュしてみましょう。
(林大智)

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