2017年6月2日(金)

メタボ対策は意外と簡単!あとはあなた次第。

丹野みどりの よりどりっ! / ライフ・ヘルスケア

俗に言う「メタボ」、メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に加え、高血糖・高血圧・脂質異常症のうち二つ以上が一度に出ている症状を言います。

メタボ対策には、まず肥満対策。ついてしまった脂肪をどうやって減らせばいいのでしょう?
今回はみわホームクリニック院長の神野美和先生にお話を伺いました。

減らすのは難しいが太るのはすぐ

「何のために肥満の対策をするかと言ったら、自分が健康であるため。とにかく無理なく続けることが一番大事なんですよね。そのためには毎日、体重を測ってください、ということです。まず数字を見て現実を知る。太るのって簡単なんですよね。あっという間に2㎏とか太っちゃうんですけど、2㎏減らそうと思うとすごく大変なので」

丹野みどりが「不思議ですね」と言うように、増やすのは簡単なのに減らすのは本当に大変なのです。

体重計に乗って現実を直視せよ

では具体的に肥満を対策するにはどうしたらよいのでしょう?

「毎日、体重計に乗って下さい。朝と晩で1㎏ぐらい差があるので、朝晩2回計るのが理想です。体重を見て、0.5㎏太ったとか分かりますよね。すると直近の食事でなんとかしようという意識が働きます。毎日、現実と向き合うことが、とても大事なことだと思います」

しかし丹野はこう言います。
「数字を見たくない人っていますよね。ちょっと痩せたな、ボタンが緩くなったとか、ベルトの穴が一つ減ったとか、そういうのを体感してから体重計に乗ってみたい、みたいな。そういう話も聞きますが」

「いやいや。まずは現実です。体重計の数字をまず見て、自分で考えて行動に移すこと。これが一番大事だと思います」

神野先生、丹野の言葉をクールに切り捨てます。

さらに具体的な対策として、食事は野菜を多く摂ること。健康診断を定期的に受け健康管理をする習慣をつけることも大切と語る神野先生。

5%だけ減らせば健康に?

また、肥満の人は、体重を5%減らすだけで健康になることがわかっているそうです。話はその5%の減らし方に及びました。

「5%を減らそうと思ったら、大体3ヶ月ぐらいで達成させると一番無理なくできるかと思います。例えば80㎏の方だったら3ヶ月でだいたい4㎏ぐらい痩せることになります。一カ月1㎏ちょっとですよね。で、1㎏減らそうと思ったら7,200kcalをなんとかやりくりしなきゃいけない。いっぺんには無理なので30日で割る。なおかつ1食で割る。そうすると1食あたり80kcal。そこそこをやりくりすればいい」

つまり1食あたりのカロリーを、たった80kcalだけ減らせば良いということになります。

「それは、一食あたり二口、三口です。二口、三口を、毎回ちょっとずつ我慢して続けていくと、大きな成果が出るんです」

「よく、その一口が豚になると言いますけど、本当にそうなんですね」しみじみと語る丹野に神野先生が答えます。

「そうなんです。その一口をちょっとセーブして、なおかつそれを続けていくと、大きな塊が取れるんです」

おかずの一皿を減らすのではなく、美味しく食べながら二口、三口残すことを毎日続ければ達成できるのです。

4勝3敗で勝ち越しを狙え

しかし二口、三口減らせばいいとはいえ、どうしても食欲に負けて口に入れてしまう日もあるでしょう。神野先生の考えです。

「毎日続けるということが、本当に人間にとって難しいんです。頑張るってことを、毎日やるとすごく息切れしちゃうので、私が考えているのは、一週間は7日あるので、4勝3敗ぐらいのペース。4勝3敗なら、昨日食べても今日ちょっと頑張ればいいんです。この4勝3敗の成果は、体重計に乗って100gでも50gでも減ってれば勝ちです。4勝3敗のペースでずっとやってもらうと、大きな偉業が達成できます」

そう聞くと、簡単にできそうな気もしますが、ゴールデンウィークや年末年始など長期の休みの際、旅先でついつい食べてしまうことも起こりがちです。

「その週は負けになっちゃうかもしれません。今の時期だと、歓迎会だとか。でも歓迎会は毎日あるわけじゃないので、歓迎会の日は負けです。負けなので、どっかで勝てばいいんですよ。ゴールデンウィークに負けちゃった人は翌週、あるいはゴールデンウィークの前にちょっと勝っとく。それで調節してもらえばいいかなと思います」

内臓肥満はドミノの先端

神野先生はメタボ対策の重要性をドミノ倒しに例えます。

「ドミノの先端は内臓肥満です。ここを管理する、ここをコントロールすることでいろんな病気の予防ができる。肥満予防は、ご本人だけのためじゃなくて、ご家族のためでもあります。また、国の医療費が切羽詰まってるので、個人個人が頑張っていただけると医療費がずいぶん節約できるんです」

自分のため、家族のため、国のため。あなたのメタボ対策で助かる人は相当いるようです。

体重のコントロールは、とにかく無理なく継続していくことと、神野先生は締めました。
(尾関)

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