2017年5月22日(月)

北野誠も憤慨!犬を飼う際の意外なリスク

北野誠のズバリ / ライフ・ヘルスケア

毎週金曜日放送の「角田龍平のズバリ法律相談室」のコーナーでは、身近な疑問に角田龍平弁護士が答えます。
5/19の今回、リスナーから寄せられたのは、犬好きにはちょっと気になる質問でした。

愛犬が吠えて子供にケガをさせたら?

「先日、柴犬を散歩させていたら、近所の幼稚園児が近づいてきました。そのお母さんはスマホを見ていてこどもが犬に近づいているのに気づいていません。
私はその子には『危ないよ』と言ったんですが、寄ってきてしまいました。そして家の柴犬がワンワン吠えてしまいました。こどもはビックリしたのかその場でコケて泣き出しました。
そこでお母さんが気づいてこどもの所へやって来たんですが、私を睨みつけて『もう少しちゃんと犬のしつけをしていただけませんか』と言ってこどもを連れてどこかへ行きました。これって私が悪いのでしょうか?」(Aさん)

角田弁護士は「例えば、犬をけしかけて誰かを噛ませたとかって言ったら傷害罪になったりとか、あるいはリードしてなくて放し飼いにしてて噛んだとかっていう場合は、過失傷害とかなる余地はあるんです」と説明します。
「いくらしつけをしていても、犬なんか何が起こるか分かれへんもん。しょせん犬のやることやから」と犬には厳しい北野誠。

しかし飼い主は責任を免れられません。刑事上では傷害罪とか過失傷害になり、民事でも損害賠償請求されることは十分あり得るそうです。

犬嫌いの裁判官が下した判決?

「だから、こういう場合一番困るのが、寄ってきよったのはこのガキやんか。一応『危ないよ』と言ってる。で、犬がビックリして吠える場合は当然あるやろ?これなんか、どう見ても寄ってくるガキが悪いんちゃうんかい!」
思わず声が大きくなる北野。

角田弁護士が過去に「犬が吠えて転倒」で損害賠償を認めた判例について触れます。
それによると「犬は本来吠えるものであるが、だからといってこれを放置し、吠えることを容認することは、犬好きを除く一般人にとって耐え難いものであって、社会通念上許されるものではない」とのこと。

思わず北野が「誰や、この判決下したのは?」と突っ込むと、角田弁護士も「裁判官、めっちゃ犬嫌いやと思います」と苦笑。

犬好き以外は、犬の吠える声に我慢ができない、とはあんまりですね。

飼い主はどうすればいいの?

犬を飼う場合、飼い主にはみだりに吠えることがないように、犬を調教すべき義務を負っている、ということですが、なかなか全く吠えないように調教するのは難しい話です。

アシスタントの片山淳子は「ワンちゃんの側から言うと、急に近寄られたらやっぱりビックリして吠えちゃいますよね」
「柴犬だからよかったけど、これ、レトリバーぐらいやったら結構ヤバいからね」と北野。

ふと、思い出したように角田弁護士が、
「こどもの頃、飼ってた犬が通行人を噛んだことありましたね。そのまま飼ってましたけど。この裁判例によると、全然、調教する義務を果たせていませんでした。ホントにバカな犬で、お手も何もできないし、自分のウンチを食べてましたもんね」

角田弁護士、食糞はストレスが溜まるとする行動です。散歩不足ですよ。

近所の信頼関係があったらいいんだけど

犬のトラブルと言えば、反町隆史・松嶋菜々子夫妻のドーベルマンが住民を怪我をさせたという事件がありました。
その後、被害者の住民がマンションを退去。マンションの管理会社は賃料分の逸失利益を反町さん側に請求しました。その額なんと1,750万円。
そのマンションの家賃が高かったことによる高額賠償ですが、そういうリスクもあるんですね。

また、よく吠える犬は環境の問題で訴えられた例もあるそうです。

「ウチの実家の近所に、ずーっと吠えてるバカ犬がいて。ウチのおかんが『また吠えとるわ。バカ犬が』と言ってましたが」と北野。

「バカ犬で済ましてくれる近所の信頼関係があったらいいんですけど。今はいきなり訴えられる可能性もあります」と語る角田弁護士。

犬を飼うということ自体、大きな責任を背負うということなんですね。愛犬家の皆さんはご注意を。
(尾関)

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