2017年5月3日(水)

この画面から顔を上げて視界がぼやける方、あなたは「スマホ老眼」かも!

多田しげおの気分爽快!! / ライフ・ヘルスケア

ずっとスマートフォンの画面を見続けて、ふと顔を上げると視界がぼやけることってありませんか?
これ、スマホを見過ぎたことによって、一時的に老眼のような状態になっているのです。

この「スマホ老眼」と呼ばれる現象について、中京病院眼科顧問の市川一夫先生にお話を伺いました。

まずは老眼について知ろう

スマホ老眼の前に、まず加齢現象としての「老眼」について勉強しましょう。

一般的な「老眼」は、市川先生によれば「水晶体の硬化。硬くなること」だそうです。
目の玉にはレンズの役割をしている「水晶体」という部分があり、これが加齢により硬くなってしまうそうです。
人の水晶体は柔らかくて、薄くなったり厚くなったりするそうです。

「水晶体の厚みを調節するのが毛様筋。この筋肉が、近くを見るときに収縮すると水晶体が厚くなるんです。逆に、遠くを見るときは筋肉が緩むことによって、水晶体が引っ張られて薄くなる。ところが水晶体が硬くなると、厚くなったり薄くなったり出来なくなる。それが老眼です」

パーソナリティの多田しげおは現在67歳。
「この朝PONを始めて19年目になりますけども、まさにこの19年間に起こった私の現象です」と納得します。

スマホ老眼のメカニズム

では、ここ最近注目されている「スマホ老眼」は、一般的な老眼と同じなのでしょうか?

「スマホを見続けたための筋肉疲労が考えられます。近くを見るためには水晶体を厚くする毛様筋が収縮しますが、これ以外にも近くを見る時には瞳が縮む。これも力が働きますね。さらに画面をいろいろ見るため、目をキョロキョロ動かすでしょ?手足もそうですけど、使いすぎれば疲労が来ておかしくなっちゃいますよね」

スマホは手元の操作。距離にして20センチぐらいの近さで、目のピントを固定しています。
つまり水晶体を厚くするために、毛様筋を思いっきり縮めている状態を長時間続けることになります。筋肉だって疲れます。
だからスマホから目を離しても水晶体の調節がすぐにはできず、視界がぼやけいわゆる「スマホ老眼」になってしまうのです。

水晶体そのものは健全でも、毛様筋が疲労しているので老眼と同じような現象が起こるわけですね。

スマホ老眼の解決策

スマホ老眼を自覚したときにすべきことは何でしょうか?

市川先生によれば「これは実に簡単。休むこと」だそうです。
病気になってしまったわけではなく、単に目を使い過ぎただけなので十分に休めること。
具体的には、目をつぶって瞼に温かいタオルをのせて温めたり、体を適度に動かして休めるのがいいそうです。

スマホ老眼になったら休めばいい、というより、そもそもスマホ老眼になるまでスマホをやり続けないことが大切でしょう。
(尾関)

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