2018年2月15日(木)

「言い出しっぺ」の“ぺ”って何?

多田しげおの気分爽快!! / ライフ・ヘルスケア

普段使っていて「誰が最初に言い始めたんだろう」と気になる言葉があります。
例えばゴキブリのことを「へいはち」「へいはちろう」などと呼ぶ地域があるそうです。

2月13日放送の『多田しげおの気分爽快!!』「早川敦子のそぼQ」では「最初に言い出した人を“言い出しっぺ”というのはなぜ?」を取り上げます。問題は最後の“ぺ”です。

“言い出しっぺ”は方言の“ペ”?

街の人に「言い出しっぺ」について聞いてみました。

「おばあちゃんが千葉出身だから、“そうだっぺ”みたいに最後つけてた」「斉藤さんの“ペ”?」「ちょっと嫌な感じをかわいくするための“カトチャンペ”的なもの」と様々な答えでした。

多田「確かに、方言の最後につける“ぺ”が全国区になったのか。あるいは、なんとかっ“ぺ”って“言い出しっぺ”以外にもあるよね、“いなかっぺ”とか」

“ぺ”にはどんな意味があるのか、岐阜市立女子短期大学学長の杉山寛行先生に伺いました。聞き手は早川です。

なんとオナラ!

─“言い出しっぺ”の最後につく“ぺ”は何ですか?

「もともと“言い出しべ”といいました。“べ”とはオナラのことです」

─なぜ「言い出す」ということと「屁」がセットになったのでしょうか?

「よく集団の中で『臭い!お前だお前だ』と言い出す人がいますが、こういう人は逆に本当は犯人であるというところから、“言い出しっぺ”というのです」

江戸時代に生まれた言葉

なるほど。言い出した人が一番怪しい、という話ですね。

「面白いのはこの言葉が生まれたのは江戸時代だそうです。江戸時代から現代に至るまで、オナラをめぐる民衆の振る舞いは変わっていないということです。言い出した人が犯人だぞ、ということですね」と早川は補足します。

いい時は使わない

─この言葉の成り立ちから使い方には注意が必要ですね?

「全国的に『言い出しこき出し笑い出し』という言い方もあります。“こく”とは屁をこくです。もともとが俗語です。言い出したものにその責任を負わせる、そういうことに転じていった。礼儀正しいところではあまり使わないかもしれないです」

多田「いい場合は使わないんだね」

早川「そうです。例えば『今回の素晴らしい企画の言い出しっぺは〇〇君だ』とは使いません」

多田「悪い言葉を言った時に『あいつが言い出しっぺだわ』、こういうニュアンスですね。結構間違って使っているかもしれませんね」

いなかっ“ぺ”は“田舎の人”

─では、多田さんが最初に言った、“いなかっぺ”はどうなんでしょう?

「よく似ていますが、これは違います。名前で〇〇さんと言う時、幸兵衛さんとか弥兵衛さんとかの“べえ”なんです」

Hな人を「助兵衛(すけべえ)」とか、お酒が好きな人のことを「のん兵衛」とか、〇〇な人とかという意味の“べえ”だそうです。 “いなかっぺ”は田舎の人となります。

早川「つまり“いなかっぺ”はオナラとは別物です。
今日のそぼQは『最初に言い出した人のこと“言い出しっぺ”というのはなぜか…へぇ』というお話でした」

早川がきれいにまとめたのに、多田は「くっさ!」と最後っ屁で返しました。
(みず)

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