2018年2月9日(金)

血圧が上がりやすいのは月曜日の朝!

丹野みどりの よりどりっ! / ライフ・ヘルスケア

2月の『丹野みどりのよりどりっ!』「オトナのクリニック」では、血圧について取り上げています。

7日のテーマは、この時期に血圧の急な変化で起こる「血管障害への対策」について。
みわホームクリニック院長の神野美和先生に伺いました。

冬は血圧が上がりやすい

「なぜ冬場は血圧が上がりやすいかというと、寒いと体温を調節しようとして、血管がキュッと収縮します。キュっと収縮すると、それだけで血圧が上がりやすい状態です」

「冬は活動量が減ります。でも新年会、忘年会でなんとなく食べる機会は増えて、塩分摂取も体重も増えます。いろんなことが重なって、冬場は血圧が上がりやすいんですね」

慢性的な高血圧の方だけでなく、普段、血圧は正常だという方も、冬は血圧が上がりやすくなって危険なんだそうです。

家の中でも要注意

家の中でも急な血圧の変化が起こる場所があるそうです。一番多いのが脱衣所と浴室。「服を脱ぐと寒いので、血管がギュッと収縮します。すると血圧は上がりやすくなります」

「寒いので慌ててドボンとお風呂に入ってしまいます。だいたい入浴する温度が40℃~42℃。気温とお湯の温度差がだいたい30℃ぐらいあります。血管がキュッとなってパッと開くので、もうそこで頭とか心臓の血管に負担がかかってしまうんです」

急な温度差で身体に障害が出ることを「ヒートショック」といいます。急な血圧の変化もヒートショックです。
暖かい部屋にいて外に出る時以外にも、夜間のトイレとか、朝のゴミ出しの時にも起こる可能性があるので注意が必要です。

対策はゆっくり

外に出る時はもちろん、家の中でも、暖かい部屋から寒い廊下の先にあるトイレに行く時など、とにかく暖かい恰好をしましょう。入浴の際は、気温とお湯の温度差をなくすため、浴室をシャワーで温めておくのも有効です。

「お風呂に入る時は、慌てずゆっくり。ドボンと入らないことですね。身体はなんでもゆっくりの変化を好むので、お風呂もそうですし、朝起きる時もゆっくり起きてください」

朝、夫の動きが危険

ここで手を打つ丹野みどり。

「先生、これは声を大にして言いたい。お恥ずかしい話、私の夫が、朝起きる時に目覚ましを止めるために、腹筋を使ってガバッと起きるんです。
血圧は正常な人なんですけども、あれがすごく危ないんじゃないかと思って、素人考えで、起きる時はゆっくり5秒とか10秒かけて上体を起こしてくほうがいいよ、とアドバイスしたんですが、これ、合ってますか?」

「合ってます。グッドアドバイスだったと思います」と神野先生。

朝もゆっくり

「モーニングサージといって、朝の血圧の変化が、すごく血管に負担がかかります。朝は人間が行動を開始するので、血圧を上げていく準備をします。夜の間に血圧が下がっていて、朝スイッチが入って、交感神経のオンと共に徐々に血圧は上がっていきます」

「でも朝の血液は、まだ動いてないので濃縮しているんです。急激な体位の変化で、血管がキュッとなった時にドロドロの血液が行くと血管にテンションがかかってしまいます。だから、朝は余裕を持ってゆっくり起きていただいた方がいいと思います」

血圧は月曜が危険

一週間の中でも血圧は変動するそうです。

「これは最近、いろいろなデータが出てますが、実は脳梗塞とか心筋梗塞は、月曜日の朝にすごく多いと言われています。月曜日の朝の血圧が他の曜日に比べて高いんです」

理由は、仕事始まりだから、らしいです。

「本人はそう思ってなくても、身体が『今週から仕事だ』って緊張してるんですよね。交感神経が緊張するので血圧が上がりやすいんです。そのために、週の初めに血管障害の病気が起こりやすいとなるわけです」

皆さん、身も心もゆっくり、ゆるゆる~ゆるゆる~と動いてくださいね。
(尾関)

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