2017年12月11日(月)

「朝食を抜くと脳が活性化しない」は間違い!?常識が変わる脳のハナシ。

多田しげおの気分爽快!! / ライフ・ヘルスケア

12月8日放送の『多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N』では、アナタが持つ脳に関する常識をひっくり返すかもしれない話を取りあげました。

健康に関する常識は、人から何となく聞いたり、テレビ番組で見聞きしたりすることで広まっていますが、研究が進むなどして、現在はその常識が間違っているということがあるかもしれません。

今回は脳に関するさまざまな常識を覆すようなお話について、愛知県岡崎市にある自然科学研究機構の生理学研究所、柿木隆介教授に多田しげおが伺いました。

朝食を抜くと脳が活性化しない?

脳について良くないこととして一般的に言われるのが、「朝食を抜くと、脳が活性化しない」というもの。

特に栄養士さんや先生がこどもに注意することがありますが、その根拠としては低血糖になり、脳に血糖が行かないからというものです。

柿木先生は「一食抜いたぐらいで、低血糖にはなりません」と答え、さらに3食抜いても問題はないそうです。

柿木先生は実際に絶食したことがあるそうですが、3日目の時はむしろ脳が冴えてきたそうです。

医学界では「ホメオスタシス」と呼ばれ、身体を正常にしようとする働きがあり、大事な脳には血糖を送ろうとする働きが強まります。

その働きにより、脳に悪影響が及ぼされないようになっているため、絶食しても問題がないということです。

ただ、毎日朝食を食べている人がある日だけ抜くと、慣れている1日のサイクルと異なるためにお腹がすごく空いたり、だるくなることがあるそうですが、この原因も低血糖ではないとのことです。

タバコ・酒は脳に悪い?

次に「タバコを吸うと脳にダメージを与える」というのは本当か。

柿木先生は「脳には問題がない。ただし、肺などへのダメージがあるので、タバコを勧めるわけではない」と答えました。

ニコチンの血中濃度が上がると頭の回転は速くなるようで、タバコは覚醒効果が強いため、吸うと朝の目覚めが良い、車の運転中に眠気を取るのに吸うというのは、あながち間違いではないとのことです。

ただ、脳が活性化するのは短期的であって、長期的に継続して吸い過ぎると、血流が下がったり動脈硬化の原因となるため、注意が必要です。

ではお酒の場合は大丈夫なのでしょうか。

柿木先生は、「アルコールは強さに個人差がありますが、ある程度強い方なら生ビール1本ぐらいが適量です。α波やドーパミンがかなり出るので良いのですが、それ以上飲むとあまり良くない」と答えました。

タバコもお酒もほどほどであれば、プラスに働く場合もありそうですね。

ボーっとしている時も脳は活動中

最後に「ボーっとしている時、脳は動いていない」というのは本当か。

ボーっとしていて何も考えていない時や寝ている時も、実は普段とは違う場所の脳が活動しているそうです。

よく「脳の80%は働いていない」と言われますが、残り80%の部分の一部を使っており、そこでは身体の調子を整えたり、今持っている知識や記憶を整理する作業を行っているとのことです。

最後に柿木先生によると、今回のお話以外でも「脳科学の俗説を信じている方が結構多く、専門家から見ると違うと感じていることもあります」とのことでした。
(岡本)

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