2017年11月23日(木)

「骨粗しょう症」を予防するための3つのポイント

多田しげおの気分爽快!! / ライフ・ヘルスケア

『多田しげおの気分爽快!! 』、パーソナリティは多田しげお、火曜アシスタントは桐生順子です。11月21日の「情報サプリメント」は「骨粗しょう症の新薬」について。

当初聞き慣れなかった「骨粗しょう症」という言葉も、いまや日常会話で定着したように思われますが、改めて「骨粗しょう症」とはどういう病気か、最新の治療薬について、名古屋大学医学部附属病院の病院長で整形外科の教授の石黒直樹先生に伺いました。

骨粗しょう症1,280万人

最近の調査では約1,280万人、日本人の10人に1人は「骨粗しょう症」と言われます。
そしてその8割は女性です。
50歳以上の女性は4人に1人は骨粗しょう症と推定されています。

骨粗しょう症とは、骨の質の悪化と量が減ってしまう病気です。
骨の質がよければ、量がある程度減ってもすぐに弱くはなりません。

骨の中には破骨細胞(はこつさいぼう)という古い骨を壊す細胞と、骨芽細胞(こつがさいぼう)という新しい骨を作る細胞があります。
この二つの細胞が常に活動しながら、毎日少しずつ骨の代謝をしています。そして、3~5年で全身すべての骨が入れ替わるそうです。

この代謝のバランスが崩れると「骨粗しょう症」になってしまうのです。

原因はエストロゲンの減少

代謝バランスが崩れる理由はいくつかありますが、女性において最も大きな原因は閉経です。

女性のライフスタイルを考えると、女性は思春期を迎え、エストロゲン(性ホルモン)の作用で体形が変わります。

今度40歳から50歳に向かって閉経という大きなライフイベントがあります。それに合わせて、女性はエストロゲンが作用しなくなります。するとカルシウムを骨にためておけなくなり、骨がもろくなります。

骨を弱くする原因は他にも、加齢、喫煙、飲酒、糖尿病などあります。
男性も骨粗しょう症にならないわけではありません。60代以上の男性は、特に注意が必要です。

骨粗しょう症で怖いのは…

骨粗しょう症になることでどんなリスクがあるのでしょうか。
一番気をつけないといけないのは骨折です。

骨は全身的に弱くなります。ただ、力がかかる所は折れやすくなります。

折れやすいところとは、背骨、大腿骨の付け根、手首。転倒して手をつくと手首が折れてしまいます。

高齢になると筋力も落ちて転倒しやすくなりますから、骨折の危険性が高くなります。

セルフチェックの方法

自分は骨粗しょう症になっていないか、簡単なチェック方法があります。

姿見で横の姿をみてもらうか、壁に自分の背中を押し付けて、そのときペタッと後頭部がくっついているかどうかです。
くっついていない場合は注意が必要です。

要するに”姿勢の変化”に一番出るのです。
腰が曲がってくる、背が曲がってくる。これが表れたら治療対象かもしれません。

驚きの最新治療

治療法は進歩していています。いまどんな最新治療があるのでしょうか。

最新の治療でいうと、6カ月に1回の注射でいいというもの、1年1回の静脈注射というものもあります。
この注射で破骨細胞を抑制します。それで骨が壊れにくくなり、丈夫な骨を保つことができます。
もともと糖尿病などの病気がある場合はこの治療ができない場合もあるそうです。

「運動、紫外線、カルシウム」

治療が必要となる前に、普段から骨を丈夫にするための生活習慣を心掛けることが大切です。

それには、太陽を浴びて運動することが基本です。そしてカルシウムをしっかり摂ることです。
また紫外線(太陽)はビタミンDの活性化に必要です。ビタミンDがないとカルシウムの吸収ができないのです。
一日せいぜい20分程度浴びればいいそうです。
それでも紫外線を浴びたくない場合は、ビタミンDのサプリメントでもかまいません。

最後、アシスタントの桐生順子は「『運動、紫外線、カルシウム』の三点セットを気にしながら、骨を丈夫にする生活習慣を心掛けてください」とまとめました。
特に女性は気をつけたいですね。
(みず)

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