2017年11月17日(金)

近視の方は要注意!40歳過ぎたら緑内障の検診を。

丹野みどりの よりどりっ! / ライフ・ヘルスケア

『丹野みどりのよりどりっ!』毎週水曜日の「オトナのクリニック」、今月は目の病気について取り上げています。
11月15日は緑内障について。お話は名古屋市緑区の眼科・はせ川こうクリニックの院長、長谷川公先生です。

強度の近視はリスクファクターだそうで、丹野みどりも心配そうに聞いていました。

緑と白はどう違う?

緑内障と白内障。なんか似てますけれども似て非なるものなんですね。

「白内障は目の真ん中にある水晶体が濁ってくる病気です。緑内障は目の一番底の視神経が悪くなっていく病気で、場所も性質も全く違います」と長谷川公先生。

老眼や白内障は、誰もがなりうる加齢性の病気です。それに対して緑内障は?

「これは全ての人がなるわけではないので、年齢があがってくると、確かにかかる率は多くなりますけれども、決して全ての人がなる病気ではないんです」

自覚した時は、もう…

もしかして緑内障かも、という自覚症状はあるんですか?

「正直申し上げて、自分で見えなくなったなとか、見にくいなって思ったら、かなり症状が進んでいます。
緑内障というのは目の神経が悪くなって、見える範囲が狭くなってしまう病気なんですね。しかし、これは、ほとんど初期の場合は気がつかないことが多いです」

自分の視野の一部がちょっと見えにくくなっていても、8割~7割方見えていれば、狭くなったと気が付きませんよね。

「また極端に片目だけが悪い場合でも、両目で見ていると、気づかないこともあります」と長谷川先生。

検診で早期発見

どうやって早期発見すればいいんですか?

「もし検診や人間ドックにいく機会があれば是非受けてください。ここで眼圧と眼底写真を必ず撮ってもらいましょう。そういった機会がなくても、40歳を過ぎたら眼科に、緑内障が心配でということで受診されたらいいです」

眼科では、眼圧を測りますし、視力も測るそうですが、さらに、こんなことも。

「眼科にしかない特殊な視野計がありますので視野の早期異常が発見できます。
また、視神経を断層写真で撮れる新しい機械もありますので、そういったもので、ご自分が自覚されるより、ずっと早期に見つけることもできます」

近視の方は必ず受診すべし

「特に身内に緑内障がいるとか、強度の近視の方。近視はとにかくリスクファクターなので、そういった方は必ず受診された方がいいです」

「強度の近視。昔から目が悪くて眼鏡やコンタクトのお世話になってるという、私なんかがそうなんですが。例えばどれくらいの視力だと、そのリスクが高まるんですか?」と不安そうな丹野みどり。

「一般的には0.1なかったら、かかられた方がいいと思います」と長谷川先生。

0.1というのは目の検査表の一番上です。あれが見えない方は、早めに眼科へ行きましょう。

緑内障は良くならない

仮に早期発見ができたとしたら、治療法はあるんでしょうか?

「緑内障の治療はまず点眼薬(目薬)です。一度死んでしまった視神経は元に戻らないんです。ですから緑内障は良くなることはありません」

厳しいことをズバリ言う長谷川先生。

現在、眼圧を下げることは緑内障の進行を抑えると言うエビデンス(臨床結果、検証結果)があります。そのため、緑内障点眼はできるだけ進行を防いで、その方が一生を生活に困らないような視力や視野を保つためには有効だと考えられています。

「残念ながら、かなり進んだ場合は、手術をすることもありますけれども、できれば手術をせずに治療をしていきたいっていうのが目標です」

力を込めて語る長谷川公先生でした。
緑内障は、とにかく早期発見が肝心。40歳を過ぎたら、まずは検査を受けましょう。
(尾関)

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