2017年10月4日(水)

HIV・エイズの研究はここまで進んでいる。

多田しげおの気分爽快!! / ライフ・ヘルスケア

『多田しげおの気分爽快!!』では、10/2より月曜4回に渡って「エイズについてきちんと知ろう」という特集をシリーズでお送りします。今回はその第1回。

1981年、アメリカで発見されたAIDS(エイズ)。やがて日本に伝わり、その頃は「感染するとみんな死んでしまう」と言われていたくらいでした。
ところが今は適切な治療を受ければ、健常者と同じような生活がまっとうできるまでに、治療は大きく進歩を遂げました。

HIVとエイズの違いは?

スタジオには名古屋医療センター エイズ総合診療部長の横幕能行(よこまく よしゆき)先生が出演、多田しげおが伺いました。

――改めてHIVとは何ですか?

HIVとはウイルスの名前です。「ヒト免疫不全ウイルス」の略です。

――このウイルスに感染して、やがてエイズという病気が発症するというイメージでいいですか?

エイズとは「後天性免疫不全症候群」のことを言います。HIVに感染して、その結果、私たちの身体の免疫の仕組みが少し損なわれて、普通の人ではならないような、さまざまな病気になりやすい状態になったことを指します。

エイズ未発症なら大丈夫

――現状、HIVの感染者数はどういった状況ですか。

動向からいくと横ばいです。
毎年、新しく厚生労働省に報告される数は、HIVに感染しているけれどエイズを発症していない人が約1,000人。
HIVに感染して、感染を知らないままでいてエイズを発症した人、普通の人がならないような病気が出てしまった人が約400人。
合計1,400人程度が毎年、報告されています。

――ポイントはこの「HIVに感染しているが、まだ発症していない人たち」ですね。

そこが医療の現場では一番大事と考えています。なぜかというと、実はその状態で医療機関に来ていただいて、適切な時期に適切な治療を受けていただければ、HIVが原因で亡くなることは”ない”です。

――”ない”と断言できるのですね。

そのくらい治療方法は進歩しています。

エイズが発症しても多くは大丈夫

――もし、気づくのが遅れてエイズが発症してしまったらどうなりますか。

それからは運もあります。実はエイズという状態の時になりやすい病気があります。日本では厚生労働省が23種のそういった病気を定めています。

その中には治療法がない病気もあります。または、悪性リンパ腫、子宮頸がんなど悪性疾患もあります。治療法がない病気、または悪性疾患という形でエイズを発症してしまった場合には、今もまだ亡くなる方がいらっしゃいます。

──エイズが発症しても治療を受ければ、多くの人は大丈夫と言っていいですか?

治療法がある感染症、そのほかの病気については、なんとか頑張ってまずその病気を治し、その後、HIVの増殖を抑える治療をして、普通の人と同じような生活ができるように頑張ります。

つまり今のエイズの状況は、多くの場合は適切な治療を受ければ、健常者と同じような生活をまっとうでき、HIVに感染しているだけであったら間違いなくそれは大丈夫、というところまできているのです。

「詳しくは『朝PON』の12月3日(日)健康セミナー『きちんと知ろうエイズのこと』でまたご説明します」と、多田は結びました。

HIV、エイズの研究が、そんなに進んでいるとは知りませんでした。怖がらず、ぜひ検査を受けたいですね。
(みず)

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