共同通信によると、アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による首脳会談が決裂したことを受け、トランプ政権がウクライナに対する武器などの輸送の打ち切りを検討していると報じられました。
アメリカ軍の備蓄から出荷される、数十億ドル規模のレーダーや車両、弾薬、ミサイルが含まれているとのことです。
このニュースに関して3月3日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、リスナーからの投稿を交えつつ、会談がこじれてしまった要因を深掘りします。
激しい口論に
2月28日にアメリカのホワイトハウスで行なわれたトランプ大統領とゼレンスキー大統領との会談は、両者による激しい言い合いの末決裂しました。予定されていたウクライナの希少資源に関する協定への署名も、共同記者会見も中止される異例の事態となりました。
「当初は友好ムードで始まったものの、記者からの質問が始まった途端に雲行きが怪しくなり、両首脳がお互いの本音をぶつけ合うという、今まで見たことのない首脳会談に陥りました」(Aさん)
小高「ほぼ生中継で伝えているところもあったのでね」
およそ会談とは思えない展開となり、事の顛末に驚いた方も多かったようです。
つボイ「本来ああいった政治的なものってだいたいは予定調和になっていて、何を話すかも事前に決めているものなんですがね」
今回そういった段取りがされていたのかはわかりませんが、意見と意見をぶつけ合う激しい議論となっていました。
「当初は友好ムードで始まったものの、記者からの質問が始まった途端に雲行きが怪しくなり、両首脳がお互いの本音をぶつけ合うという、今まで見たことのない首脳会談に陥りました」(Aさん)
小高「ほぼ生中継で伝えているところもあったのでね」
およそ会談とは思えない展開となり、事の顛末に驚いた方も多かったようです。
つボイ「本来ああいった政治的なものってだいたいは予定調和になっていて、何を話すかも事前に決めているものなんですがね」
今回そういった段取りがされていたのかはわかりませんが、意見と意見をぶつけ合う激しい議論となっていました。
通訳の役割
今回の会談は通訳を介さず、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の2者間で直接やり取りが行なわれました。
「ゼレンスキー大統領はすごいですよ。トランプ大統領と英語だけであれだけ話すことができるんですね」(Bさん)
しかしそのことも、口論に発展した原因の一端になっているのではないかと予想するふたり。
つボイ「通訳の方を入れると、通訳の方がちょっと柔らかい表現に直したりということもあるしね」
小高「それもありますし、ヒートアップする前にいったん落ち着く時間が生まれますからね。もし今回通訳を入れていたら、もう少し違った感じになっていたかもしれませんね。
でも直接やり取りをするメリットももちろんあって、お互いの意志相通をしっかりしようと思うと通訳は介さない方がいいんですよね。ただ今回はその意志相通ができすぎてしまって大喧嘩になった、ということですね」
通訳によるクッションがなかったために、本音と本音のぶつかり合いになってしまったわけです。
「ゼレンスキー大統領はすごいですよ。トランプ大統領と英語だけであれだけ話すことができるんですね」(Bさん)
しかしそのことも、口論に発展した原因の一端になっているのではないかと予想するふたり。
つボイ「通訳の方を入れると、通訳の方がちょっと柔らかい表現に直したりということもあるしね」
小高「それもありますし、ヒートアップする前にいったん落ち着く時間が生まれますからね。もし今回通訳を入れていたら、もう少し違った感じになっていたかもしれませんね。
でも直接やり取りをするメリットももちろんあって、お互いの意志相通をしっかりしようと思うと通訳は介さない方がいいんですよね。ただ今回はその意志相通ができすぎてしまって大喧嘩になった、ということですね」
通訳によるクッションがなかったために、本音と本音のぶつかり合いになってしまったわけです。
Tシャツ姿を批判
さらに小高は、記者の発言もきっかけになっていたと感じたようです。
小高「会談の冒頭で、アメリカ側の記者がゼレンスキー大統領の服装に対して『なぜ公式の場でTシャツを着ているのか、失礼ではないのか』と意見をしたことに対して、ゼレンスキー大統領がすごくムッとしていて。そこからもう不穏な空気になっていったように感じました」
リスナーからもこのような意見が届きました。
「戦時下の、しかも侵略されている側の指導者がスーツを着ていたらそれこそおかしいと思います。
去年、岸田前総理大臣が能登半島地震に関する記者会見は作業服姿で出て、直後にテレビ出演した時にはスーツ姿だったことに対して批判の嵐があったことを思い出しました。国民感情としてもっともな形だと思います」(Cさん)
実際に会談後のウクライナ国民からは、ゼレンスキー大統領を支持する声が上がっているようです。
小高「会談の冒頭で、アメリカ側の記者がゼレンスキー大統領の服装に対して『なぜ公式の場でTシャツを着ているのか、失礼ではないのか』と意見をしたことに対して、ゼレンスキー大統領がすごくムッとしていて。そこからもう不穏な空気になっていったように感じました」
リスナーからもこのような意見が届きました。
「戦時下の、しかも侵略されている側の指導者がスーツを着ていたらそれこそおかしいと思います。
去年、岸田前総理大臣が能登半島地震に関する記者会見は作業服姿で出て、直後にテレビ出演した時にはスーツ姿だったことに対して批判の嵐があったことを思い出しました。国民感情としてもっともな形だと思います」(Cさん)
実際に会談後のウクライナ国民からは、ゼレンスキー大統領を支持する声が上がっているようです。
国民の気持ち
小高「このことはロシアの侵攻が始まって戦争状態になった当初から結構話題になっていて、ゼレンスキー大統領はいつも同じ色のTシャツを着ていたんですよね。戦時下のため動きやすい服装で過ごしている、と常々言っていたんです」
仮に会談の場ではスーツ姿で現れたら、ウクライナ国民の間では違和感が広がっていたのでは?と予想する小高。
会談の間もウクライナでは戦いが行なわれているわけで、その国民のことを第一に思えばあの服装で当然だと分析します。
小高「記者までああいう発言をしだしたわけですから、ゼレンスキー大統領からしてみたら相当の見下しムードの中から始まった会談だったんだなとわかりますよね」
つボイ「ウクライナの運命はアメリカの手の中にある、みたいな発言もしていましたしね」
ウクライナとアメリカの関係は今後どうなっていくのか。そしてトランプ大統領率いるアメリカと、日本はどんな関係を築いていくことになるのか。日米関係の行方を懸念する声も上がっています。
(吉村)
仮に会談の場ではスーツ姿で現れたら、ウクライナ国民の間では違和感が広がっていたのでは?と予想する小高。
会談の間もウクライナでは戦いが行なわれているわけで、その国民のことを第一に思えばあの服装で当然だと分析します。
小高「記者までああいう発言をしだしたわけですから、ゼレンスキー大統領からしてみたら相当の見下しムードの中から始まった会談だったんだなとわかりますよね」
つボイ「ウクライナの運命はアメリカの手の中にある、みたいな発言もしていましたしね」
ウクライナとアメリカの関係は今後どうなっていくのか。そしてトランプ大統領率いるアメリカと、日本はどんな関係を築いていくことになるのか。日米関係の行方を懸念する声も上がっています。
(吉村)
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