11月24日に名古屋市長選挙の投開票が行なわれ、広沢一郎氏が得票率53.4%で初当選を果たしました。
他の立候補者と大きく差をつけての当選となった今回の市長選、人々はどう見ているのでしょうか?
11月25日のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、市長選に関してリスナーから多くの投稿が寄せられました。
広沢氏が選ばれた背景には名古屋市民のどんな思いがあったのでしょうか?
つボイノリオと小高直子アナウンサーが投稿を紹介します。
リスナーが分析!名古屋市長選、広沢一郎氏圧勝の背景は?
15年ぶりの市長交代
前市長で現衆議院議員の河村たかし氏は、2009年の初当選から4期15年にわたって市長を務めました。
これは市長在任期間としては歴代最長で、それだけに新市長が誰になるのかに注目が集まっていました。
「河村前市長の政策の継承を謳う広沢一郎氏が2位の大塚氏にかなりの差をつけての当選となり、河村さん人気が続いていることを実感しました。『そうか、名古屋市民は河村さんが好きなんだ』と、他市民ですが思った次第です」(Aさん)
長年市民に支持され続けた河村前市長の意志を継ぐということで、期待が集まったようです。
「庶民のことを思い、庶民感覚で考えてくれていることが嬉しいです。(市長の)給料800万円に退職金なしもすごい。やっぱりお金のこと、特に税金の使い道は透明であってほしいです。裏金問題もはっきりさせない党はイカンです」(Bさん)
大きな政党が裏金でぐちゃぐちゃしているところに比べて、お金のことを明言していた部分に好感が持てたというBさん。
クリーンな政治をしてもらいたい気持ちはどの地域でも同じのようです。
これは市長在任期間としては歴代最長で、それだけに新市長が誰になるのかに注目が集まっていました。
「河村前市長の政策の継承を謳う広沢一郎氏が2位の大塚氏にかなりの差をつけての当選となり、河村さん人気が続いていることを実感しました。『そうか、名古屋市民は河村さんが好きなんだ』と、他市民ですが思った次第です」(Aさん)
長年市民に支持され続けた河村前市長の意志を継ぐということで、期待が集まったようです。
「庶民のことを思い、庶民感覚で考えてくれていることが嬉しいです。(市長の)給料800万円に退職金なしもすごい。やっぱりお金のこと、特に税金の使い道は透明であってほしいです。裏金問題もはっきりさせない党はイカンです」(Bさん)
大きな政党が裏金でぐちゃぐちゃしているところに比べて、お金のことを明言していた部分に好感が持てたというBさん。
クリーンな政治をしてもらいたい気持ちはどの地域でも同じのようです。
何を掲げるのか
政策に関してわかりやすい発言をしていたことが、広沢氏を選んだきっかけになった人も多かったようです。
「自分は大塚氏に入れようと思っていました。しかし河村市政の看板政策への対応について広沢氏が具体的に答えていたのに対し、大塚氏ははっきりとした答えを出さず曖昧な回答が多かったので選択肢から外しました」(Cさん)
「市民税減税は効果を検証して判断」や、「市長給与や退職金に関しては審議会の判断に任せる」といった明言を避けた回答が多かった大塚氏。
小高「大塚さんを庇うわけではないですが、政策ってマルかバツかって明言できない部分もある。場合によってやはりグラデーションになるので、そこを明確に言えなかったのではないでしょうか。
パッと見た時に『市長になってから決めます』という風にも見えてしまうので、ここがやっぱりわかりにくさになったんだろうなと思います」
ニュアンス的な発言もひとつの方法ではありますが、今回は市民にとってわかりやすいキーワードで政策を発信していたかどうかがポイントになったようです。
「自分は大塚氏に入れようと思っていました。しかし河村市政の看板政策への対応について広沢氏が具体的に答えていたのに対し、大塚氏ははっきりとした答えを出さず曖昧な回答が多かったので選択肢から外しました」(Cさん)
「市民税減税は効果を検証して判断」や、「市長給与や退職金に関しては審議会の判断に任せる」といった明言を避けた回答が多かった大塚氏。
小高「大塚さんを庇うわけではないですが、政策ってマルかバツかって明言できない部分もある。場合によってやはりグラデーションになるので、そこを明確に言えなかったのではないでしょうか。
パッと見た時に『市長になってから決めます』という風にも見えてしまうので、ここがやっぱりわかりにくさになったんだろうなと思います」
ニュアンス的な発言もひとつの方法ではありますが、今回は市民にとってわかりやすいキーワードで政策を発信していたかどうかがポイントになったようです。
変容してきた選挙
「知名度が上で組織票を展開した大塚さんは完敗でした。大塚さんは『河村市政を継承する』とだけ言ってはっきりしたことを表明しなかった」(Dさん)
今回、広沢氏を推薦していたのが日本保守党と地域政党の「減税日本」のみであったのに対し、大塚氏は自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党の推薦を受けていました。
後ろ盾が多い大塚氏が有利かと思われていましたが、そうではなかったようです。
つボイ「いろんな党がバックに付いていたから、私も大塚氏が当選すると思ってました」
小高「今までは強い政党が応援するとそれが大きな力になっていたけど、逆に今年あたりから『それが嫌なんだ!』という雰囲気があるよね。
既得政権や中央政権に対する不信感みたいなものが全部、地方の政治にも影響しているのかなと思います」
先日の兵庫県知事選でも同じようなことがありました。
小高は選挙の流れが少しずつ変わってきていることを感じているようです。
今回、広沢氏を推薦していたのが日本保守党と地域政党の「減税日本」のみであったのに対し、大塚氏は自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党の推薦を受けていました。
後ろ盾が多い大塚氏が有利かと思われていましたが、そうではなかったようです。
つボイ「いろんな党がバックに付いていたから、私も大塚氏が当選すると思ってました」
小高「今までは強い政党が応援するとそれが大きな力になっていたけど、逆に今年あたりから『それが嫌なんだ!』という雰囲気があるよね。
既得政権や中央政権に対する不信感みたいなものが全部、地方の政治にも影響しているのかなと思います」
先日の兵庫県知事選でも同じようなことがありました。
小高は選挙の流れが少しずつ変わってきていることを感じているようです。
河村前市長のアレも引き継ぐの?
広沢氏は河村前市長の後継ということで、その政策や理念を引き継ぐと主張していました。
ですが引き継いだのは、それだけではないようです。
「広沢氏は河村前市長の政策を丸ごと継承するとして、選挙戦でも河村さんのように市内を自転車で駆け巡っておりました。頭からバケツで水を被るパフォーマンスも継承していましたね」(Eさん)
つボイ「私も見ました。ヘルメット被ってインタビューに答えてましたね」
長年市民から支持された河村前市長をすべて踏襲しようとするその姿に、好感を持った人もいるのかもしれません。
つボイ「全部受け継ぐというのは、大村さんとの関係も受け継ぐのかなってちょっと心配ですけどね」
つボイと同じように心配するリスナーからも、こんな投稿が寄せらています。
「今度の新市長と大村愛知県知事との関係はどうなんでしょうか?河村前市長と大村さんとはまさに水と油。お互いそっぽを向いて何かあれば言いたい放題。
あれでは愛知県民であり名古屋市民である身としてはなんだかなぁという感じです。
今までみたいにろくに話もできないようでは困るので、前向きの話し合いができる関係になってほしいです」(Fさん)
小高「コスプレ対決も継承するんでしょうか?」
つボイ「今度は市長と県知事で一緒に出てきてほしいですよね」
新市長の就任に伴って、関係が良好になることを願うつボイと小高でした。
(吉村)
ですが引き継いだのは、それだけではないようです。
「広沢氏は河村前市長の政策を丸ごと継承するとして、選挙戦でも河村さんのように市内を自転車で駆け巡っておりました。頭からバケツで水を被るパフォーマンスも継承していましたね」(Eさん)
つボイ「私も見ました。ヘルメット被ってインタビューに答えてましたね」
長年市民から支持された河村前市長をすべて踏襲しようとするその姿に、好感を持った人もいるのかもしれません。
つボイ「全部受け継ぐというのは、大村さんとの関係も受け継ぐのかなってちょっと心配ですけどね」
つボイと同じように心配するリスナーからも、こんな投稿が寄せらています。
「今度の新市長と大村愛知県知事との関係はどうなんでしょうか?河村前市長と大村さんとはまさに水と油。お互いそっぽを向いて何かあれば言いたい放題。
あれでは愛知県民であり名古屋市民である身としてはなんだかなぁという感じです。
今までみたいにろくに話もできないようでは困るので、前向きの話し合いができる関係になってほしいです」(Fさん)
小高「コスプレ対決も継承するんでしょうか?」
つボイ「今度は市長と県知事で一緒に出てきてほしいですよね」
新市長の就任に伴って、関係が良好になることを願うつボイと小高でした。
(吉村)
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