11月も半ばを迎え、そろそろ年末への歳末募金やチャリティなどが盛んになってくる季節となりました。
こうした募金はどのように使われるのでしょうか?
11月13日に放送されたCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では「CBCチャリティ募金2024『広げよう 子どもの食支援』」を例に、チャリティについて、つボイノリオと小高直子アナウンサーが話題にします。
CBCでは68回目
CBC(中部日本放送)では、毎年年末にかけてチャリティ募金を実施しています。
今回スタジオには、責任者である中部日本放送 総務SDGs推進部の川村祐賀子が出演しました。
川村「1957年から歳末助け合い運動として実施を始めて今年で68回目を迎えるCBCチャリティ募金を、今月1日からスタートしておりまして、そのご案内でお邪魔しました」
このチャリティ募金は、中部日本放送とCBCテレビ、CBCラジオが共同でおこなっておいますが、コロナ禍の2020年からは「子どもたちへの食の支援」をテーマにして募金活動を行っています。
リスナーからも毎年、このチャリティ募金に協力したという投稿が番組宛てに届いているようです。
募金の使い道とは
集まった募金の使い道について触れます。
川村「集まったお金は、愛知・岐阜・三重の共同募金会を通じて3県の児童福祉施設やフードバンク、こども食堂などの支援に充てさせていただいています」
さらに、一昨年からは国連WFPという食糧支援機関を通じて、世界の学校給食を支援するようになったとのこと。
クリスマスの時期には、東海3県にある56の児童養護施設で暮らすこども約2400人に対して、クリスマスプレゼントとして焼き菓子(クッキーやマドレーヌ・ブラウニーなど)の詰め合わせギフトをプレゼントしているそうです。
地震の被災地支援にも活用
ちなみに昨年集まったお金の一部については、元旦に起こった能登半島地震の被災者支援にも使われたそうです。
予想していたよりも多くのお金が集まったため、能登地方への支援やこの地域で暮らすこどもたちのために使われたとのこと。
川村「地震の被害が特に大きかった穴水町の児童養護施設の冷凍庫が壊れたと聞いたので、新しい冷凍庫を買って送らせていただいたり、石川県内にもこども食堂がありますので、運営資金を支援させていただいたりしました」
石川県のこども食堂では、大人自身も地震の被災者であるにもかかわらず、ボランティアとしてこども食堂のために頑張っていたそう。
少しでも助けになればと、こども食堂の運営資金として支援したそうです。
また、東海3県のこどもたちにクリスマスのお菓子ギフトを送っている仕組みを利用し、石川県内の児童養護施設に暮らすこどもたちにも同じようにお菓子ギフトを送ったとのことでした。
つボイ「児童養護施設で暮らしているお子さんにもね、少しでも幸せな気持ちになってもらいたいですからね。人間、おいしいものを食べると幸せな気分になりますから」
最近は物価上昇でこども食堂や児童養護施設でも運営が大変になっており、リスナーも無理のない範囲で協力してくれればと小高が締めくくりました。
(葉月智世)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年11月13日11時34分~抜粋