10月28日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、27日に行われた衆議院議員選挙のエピソードが多数寄せられました。
小選挙区で53・85%、比例代表が53・84%と、戦後3番目に低い水準にとどまった今回の投票率。
そんな中、初めて投票に足を運んだリスナーもいました。
つボイノリオと小高直子アナウンサーが投稿を読み上げます。
投票済証明書はいる?
最近、投票済みの証明書を提示すると割引を受けられる「選挙割」を実施する外食チェーンやスーパーなどの施設が増えています。
「投票済証、僕の地域では印刷しただけでちゃっちいなと思っていましたが、コストカットだと考えれば納得。言われて腑に落ちました」(Aさん)
つボイ「こういうところに予算をかけるのはどうかという人もいます。予算の使い方も難しいです。あれも集めている人もいるので、コレクションしている人にとってはきれいなものがいい」
小高「投票行動に向けてのPRキャンペーンと考えればいいという人もいますね」
つボイ「あれも欲しいので投票に行こうか、というのでいいんです。だから無駄金ではないとは思いますけどね」
「選挙割」が楽しみで投票に行くのも悪くはないです。
車で送迎
今回、初めて選挙権を得た人もいます。
「我が家の次女も18歳となり、日曜日は初めての投票となりました。我が家は期日前投票をすることが多いです。雨を気にせず、こどもも自分も体調のいい時に行っておかねばという思いからです。
私は長女と日曜の午前に行くことにしました。ところが初参加の次女が起きてきません。夕方になって雨も降ってきたところで、旦那が『車で送ってやるから』とまで言ってようやく出かけていきました。こんな甘やかしでいいのでしょうか?なんか納得いきません」(Bさん)
つボイ「旦那は娘に甘いです」
小高「でも、やっぱり選挙に行って欲しいから」
初回にしっかり足を運べば、投票活動への刷り込みができるかもしれません。
「学校で教えて」
しかし、初めての選挙の感想はさまざまです。
「家族3人で選挙に行きました。娘は今回選挙が初めて。感想は『学校でもっと選挙のことを教えて欲しかった』。特に裁判官のことがわからなかったみたいです。
僕の持論としては、学校で選挙のことを勉強すれば、選挙権を成人に限らず、もっと年齢を下げてもいいのではと思います。
なんにせよ娘が素直に投票してくれてよかったです。娘の一票を無駄にするな。誰に入れたか知らないけど」(Cさん)
小高「キッザニアというこどもがいろいろな職業体験ができるテーマパークがありますが、中に裁判所というのがあって、いろんな役割を体験します。あれは学校かなんかでやってもいいと思いましたね」
学校で模擬投票をやってみるといいかもしれません。
ただし最高裁判所裁判官国民審査については、大人でもよくわかってない人が多いのでは?
17歳と18歳
最後は選挙で感じたモヤモヤです。
「今日、区役所に期日前投票に行ってきました。最終日で投票場も混んでいました。
うちの長女は高3ですが、まだ誕生日を迎えていないので17歳。かたや近所の娘の幼馴染は18歳なので選挙用紙が届いたそうです。
選挙権を得るのが満年齢と決まっていますから、選挙のたびに学年は一緒でも選挙権のある人とない人が一定数発生するのは仕方ないと思いますが、いざ身内の人間がそうなると複雑な気持ちです」(Dさん)
小高「選挙できる人はちょっと優越感みたいなものが感じられるし、できなかった人は絶対今度行くんだという気になるかもしれませんね」
選挙権は公平でなくてはなりません。するとこういったモヤモヤも出てくるものですが、小高の言うように、次の投票には積極的に足を運んでくれるといいですね。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年10月28日10時50分~抜粋