近頃はSNSを通じて「闇バイト」と称して仲間を集め、詐欺や強盗などを行なうケースが増えていますが、日々進化するさまざまなトラブルへはどう対策すべきでしょうか?
CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』「オレオレ詐欺」のコーナーでは、詐欺や悪徳商法など、金銭目当ての怪しい犯罪に関するリスナーの報告が多数寄せらえています。
10月24日の放送でも、つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーのエピソードを紹介します。
詐欺の歌
最近ちょっと話題になった歌です。
「安佐南警察署が『詐欺のうた』というのをYouTubeでやっているのを見ました。歌声はかわいく、しかし、しっかりロマンス詐欺、投資詐欺の要点を押さえた歌でした」(Aさん)
つボイ「ぜひみなさんも"詐欺の歌 安佐南警察署"で検索して聞いてください」
園児たちのかわいい声と警察官ののどかなダンスに反して、歌詞はシビアです。「お金は二度と戻らない」。
タイムマシーン詐欺
「ネットニュースを見ていたらタイムマシーン詐欺のニュースを見つけました。犯人は高齢者にイスラエル製のタイムマシーンで過去に戻ると若返って病気がよくなると説明して6億円を騙し取ったということです。
60歳で病気に苦しんでいる人が25歳に若返ったという例をあげて誘ったそうですが、騙されるんでしょうかね」(Bさん)
つボイ「以前、この番組でも取り上げましたが、タイムマシーンで25歳の時代に行っても、乗っている人自身は年齢は変わらない。25歳の時の自分を見ることはできるかもしれませんが。その人自身が若返って病気がよくなるわけではないです」
どうもつボイはタイムマシーンに興味があるようです。
小高「詐欺の話やからウソの理屈はなんとでもつけられますからね」
つボイ「この人の言う通り、60歳の人が59年前に行ったら赤ちゃんになる。もっとさかのぼって70年前にいったら分離しちゃうんです」
小高「ウソの話に理屈をつけてもむなしいです」
つボイ「これは外国の話ですから日本ではないと思いますけど」
出られない理由
続いてはよくありそうな出来事です。
「去年の11月、夕方の4時頃にインターフォンがなりました。モニターに相手は映っていません。20代前半の男の声で『見てもらいたいものがあるんですけど』と言っています。
人前に出られる格好ではなかったので、『見せたいものって何?』と聞くと、『とにかく見てください』。
『出たくない』と言うと、すぐにカッとした口調になって、『出るくらいいいじゃないですか。どうして出られないんですか?出られない理由を言ってください!』と怒り出すんです」(Cさん)
小高が代わりに出られない理由を熱弁。
小高「急に家にやってきたときに出られない格好、あんた知ってるのか。使い古した家の中でしか着られないよれよれのTシャツと短パン、顔すっぴん、髪の毛は寝起きのままぐしゃぐしゃ。そんなんで出られるわけないやん」
ごもっとも。
押し込み強盗?
Cさんの話は続きます。
「『売りたいものは何?』と聞くと、『不動産』。
『あ、不動産なら関係ないから帰って』と言うと、『出てくるまで帰りませんよ』と言い出す有り様。
帰った後で冷静に考えると、あんな粗暴な不動産業者はいないし、ドアを開けさせるのが目的に思えるし、モニターに映らなかったし、これは押し込みが目的じゃないかと思い始めました。
不動産に興味を示せばお金を持っている確率は高い。あまりに不可解な経験です」(Cさん)
小高「これは開けなくて正解ですね」
信頼できる人以外、ドアは開けない方がよさそうです。
つボイ「こいつらは頭がいいので、僕らはそれ以上に頭をよくしないと騙されます、日々勉強だなと思いました」
いろんな事例を見聞きすることも大切ですね。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年10月24日10時05分~抜粋