大リーグのレギュラーシーズンすべての試合が終了し、ドジャースの大谷翔平選手がホームラン王と打点王のタイトルを獲得しました。
記録的な結果が数多く残った今シーズンを振り返り、10月1日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、水分貴雅アナウンサーとともにこの話題に触れています。
2冠獲得!!
今シーズンにおける大谷選手の戦績はホームラン54本、130打点。
ホームラン王は昨シーズンに引き続き2年連続、打点王は日本人選手で初めての獲得となり、ナショナルリーグの2冠に輝きました。
日本選手が打撃の主要3タイトルのうち2つを手にしたのは初めてです。
また、打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036という結果を残し、日本人選手では初めてとなるトリプルスリーを達成しました。
今シーズン多くの記録を打ち立てた大谷選手ですが、リスナーによればこんな記録も。
「1位に輝いた大谷翔平は、打撃部門だけではありません。ユニフォーム売り上げランキングでも、大谷翔平が2年連続1位に輝いたそうです」(Aさん)
大谷選手の人気ぶりがうかがえますね。
今回のタイトル獲得を受けて、一層ユニフォームの売り上げが上がりそうです。
足が速ければ盗塁できる?
つボイ「盗塁がすごかったですよね」
話題は大谷選手の記録から盗塁へと移ります。
つボイ「盗塁というのは走る作業だけど、例えば陸上の選手は足が速いよね。
大谷選手も脚が速いから今回の記録になった訳だけど、公平に比べてみて、陸上選手の走る能力と大谷選手の走る能力って、どうなんやろ?」
つボイが常々気になっていたという疑問に関して、Bさんからこんな投稿が。
「盗塁の時のスピードは、ウサイン・ボルトの100m走の時の速さと同じだそうです」
小高「うーん。10mとかの瞬間的な距離ではそうかもしれないけど、じゃあ大谷選手が100mを走った時にあの速度をずっと保てるかっていう問題は出てくるよね」
つボイ「反対に、ウサイン・ボルトを代走に置いてみたら?」
水分「飯島さんというオリンピックの陸上代表選手がいて、ロッテに入団したけど盗塁はなかなかできなかったんですって。
だからやっぱり違うんだなって。スタートのかけ方とか、ものすごく技術がいるんだなと」
100m走はスターターの音に合わせて走り出しますが、盗塁はピッチャーの動きを見て自分でスタートを切る判断をしなくてはならない上に、牽制されないかどうかを見抜く判断力も求められます。
走り出した後も、タッチをかいくぐりつつスピードを落とさずスライディングしたりと、陸上競技とはまた違った能力が必要になってくるようです。
59盗塁の裏側
盗塁はただ脚が速ければいいというものではなく、様々な技術や経験を複合的に組み合わせてなせる技だということが分かりました。
59盗塁を記録した大谷選手も、敵のピッチャーの癖をものすごく研究したそうです。
ホームに投げる時のパターン、牽制するときのパターン。脚の向き、首の動き、グローブの向きなどあらゆる角度から研究したことで、盗塁の失敗はほぼなく、特にシーズン後半はほとんど成功していたようです。
ルールが牽制2球までということでピッチャーに不利な条件になっていたという外的条件もあったようですが、どんなことでも研究してトップレベルに持っていく、自分の利点に取り込むという点が大谷選手の素晴らしいところだと、3人のトークに花が咲きました。
つボイ「改めて野球って、様々な要素を持つスポーツだなぁと」
水分「だから面白いですよね。いろんなタイプの選手に活躍の場があるのがいいですよね」
これからポストシーズンが始まるということでワールドチャンピオンを目指しての戦いとなりますが、大谷選手の今後の活躍も非常に楽しみですね。
(吉村)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年10月01日09時08分~抜粋