夏は様々な生き物が活動する様を観察できる時期です。
いろんな「虫」に関する投稿が寄せられる、CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の名物「虫のコーナー」。
8月14日もリスナーから寄せられたエピソードをつボイノリオと小高直子が紹介していきます。
ハエのような母
まずAさんからの投稿。Aさんのお母さんは、夏場などに軟膏を手足や顔に塗りたくっていたそうです。
「思いっきり顔に塗りたくる様は、ハエが複眼を奇麗にしている様子とよく似ておりました」(Aさん)
つボイ「お母さんをハエに例えております(笑)」
「最近、ハエがそのような行動をするのを目にする機会があったんですが、なんと擦り過ぎてハエの頭が取れてしまいました」(Aさん)
Aさんが驚いて見ていると、頭にある口の部分はニョキニョキとうごめき、身体は辺りをうろうろしていたそうです。
つボイ「身体の方は頭がどこ行ったかわかれへん。だから頭の方が、ここだよって呼んであげないかんわ」
男の脊髄反射
「数分経ちどちらも動かなくなりました。ネットで調べると、ハエを含む虫には痛覚がなく、身体のあちこちに脳に似た部位があり、しばらくは行動可能となっておりました」(Aさん)
つボイ「痛覚って大事ですね。痛覚があるから、僕らは顔を拭いてても頭が取れるほど拭かへんのです」
さらに脊髄反射について解説するつボイ。例えば熱いもの触って締まった時にパッと手をどける時。
通常は手、脊髄、脳。脳から放せという命令が出ますが、脊髄反射では脳を経由せずに、脊髄から手へと反応が行きます。
小高「『ひと目惚れも脊髄反射』って言いますけど、あれはホントじゃないですけどね」
つボイ「下半身も脊髄反射。頭で考えるより先にグウッとなっちゃう」
死んだふりをする虫
「新聞で、危険が近づくと死んだふりをして身を守るアリモドキゾウムシという虫の記事を読みました」(Bさん)
死んだふりをしたオスに、成熟したメスを近づけると生殖行動を始めるそうです。
小高「自分の本能のままに生きてる虫ですね」
つボイ「試験が迫ってるのにエロ本読んでる学生みたいなもんやわ」
一方でメスも死んだふりしますが、この時にオスを近づけても、メスはそれには反応しないとか。
小高「私の命の方が大事」
つボイ「男は違う。一番大事なのは生殖や。ここも人間にも通じる」
小高「通じるんですか?つボイノリオには通じたみたいです(笑)」
つボイ「なかなか女子は言うこと聞かん。どうや?どうや?言っても死んだふりです」
空中で始める
続いても生殖に関する投稿です。
「我が家の庭にはレモンの木が3本あります。そのせいかアゲハ蝶がしょっちゅう飛んできます。時には飛びながら空中交尾をします」(Cさん)
小高「なんで空中なんですかね?落ち着いて地上でどう?っていうことはないんですかね」
「そこにもう一匹のアゲハ蝶が飛んで来て、交尾を邪魔しようとします」(Cさん)
つボイ「だから小高さんの言うように、木の陰とかでやればいいのに。みんなが見える空中でやるもんやから『あっ俺も』やわ」
小高「邪魔じゃなくて、参加しようとしてますね」
つボイ「これが3Bです」
小高「バタフライのB」
つボイ「それもあるし3匹(びき)だから3B。どっちでもいいんです」
人間の3PのPはパーソン。アゲハ蝶は3匹(びき)で3B。クジラの場合は1頭、2頭と数えるので3Tと持論を展開するつボイでした。
アゲハ蝶に感情移入
アゲハ蝶のメスの取り合いを目撃したCさんの投稿はこのように締められていました。
「この戦いに負けて去っていくオスの姿がなんとも寂しそうで、他人事とは思えません」(Cさん)
つボイ「勝った方は男前。オスだからオス前。オスマエトルコって言って、トルコにはこういう人がいっぱいいますよ」
小高「オ住マエはどちらに?」
ダジャレで、負けじと喋り手の意地を見せる小高。
つボイ「負けたオスの気持ち。もうちょっとやったのに、俺のこと、どう思っとんのや?」
小高「だいぶ愚痴っぽくなってるよ」
つボイ「こういうオスの気持ちはようわかる。成功したオスの気持ちはあんまりわからへん。経験ないもんやから」
昆虫の悲しい生態を自分に置き換えてしまうつボイでした。
(尾関)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年08月14日10時01分~抜粋