NTT東日本とNTT西日本が、局番なしの「104番」でつながる電話番号案内サービスを終了する方針を固めたことがわかりました。スマートフォンやインターネットの普及で、電話番号を知る手段が増えて利用者が減少し、直近の利用はピーク時の60分の1以下に落ち込んでいました。
7月19日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、この「104」サービスについての投稿を元に、つボイノリオ、小高直子アナウンサー、吉岡直子アナウンサーの3人が語りました。
2022年度は2000万回
このニュースに寄せられた投稿をつボイが読み上げます。
「なくなるのは当然。今はスマホで大抵わかりますもんね」(Aさん)
「タウンページの発行終了も決定したばかりです」(Bさん)
「親切に教えてくれたオペレーターさんたちに感謝です」(Cさん)
実はこの「104」サービス、2022年度には2000万回使われています。
数字だけ見るとまだまだ多く見えますが、ピーク時の「13億回」に比べると激減しています。
昔は電話番号を調べるには、分厚い電話帳をめくるか、「104」で聞くしか方法がありませんでした。
現在は個人宅の番号の扱いは個人情報として慎重な扱いが求められていて、お店の番号はインターネットで簡単に調べることができます。
少なくなったとはいえ、まだまだ2000万回も利用されていることを考えると、利用者はスマートフォンやインターネットを使い慣れていない層であることが想像されます。
電話を取り巻く環境の変化
「104」だけにとどまらず、電話関係の仕事量の減少も気になるところです。
例えば以前は、国際電話をかける時には必ず「コレクトコール」でオペレーターを通す必要がありました。
今ではつボイは国際電話をかける時には、声だけでなく動画や画像も送れる「LINE」を便利に使っているといいます。
つボイ「104のオペレーターのお姉さんもそうですけど、コレクトコールのお姉さんたちも職は大丈夫かなとちょっと思ったりもする」
吉岡「海外の友人とやりとりする時もLINEで十分なので、それ以外の選択肢はむしろ思いつかないぐらいでした」
電話を取り巻く環境は、どんどん変わってきています。
親子電話を知ってる?
「私の家は親子電話だったせいか、電話帳がありませんでした」(Dさん)
「親子電話」という言葉に強く反応した小高と、「親子電話?」と悩む吉岡。
つボイ「同じ"直子さん"でも、新しい直子さんと古ーい直子さん」
小高「親子電話で話をするときはね、親機で聞かれてないかどうか気をつけなきゃいけないのよ。こどもがね、彼氏・彼女と電話してるのを、親が聞いてたりすることもあるからね」
吉岡「キッズケータイ、みたいなこと?」
親子電話とは、1回線に2台の電話機を接続している電話のこと。
1つの電話機で通話中にもう1つの受話器を上げると、通話が聞こえてしまうのです。
2人の"直子さん"の間には、大きな世代間ギャップがあると判明した話題でした。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年07月19日09時10分~抜粋