ものを知らない、行動がおかしい、親から見るとこどもの足りないことばかりが目に付くものです。
6月6日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の名物コーナー「バカ息子・バカ娘」では、そんなこどものエピソードを、つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを読み上げます。
“キョク”が苦手
漢字は大人になっても難しいものです。
「うちの24歳の娘、『あのさー、うちの職場も40歳くらいのオキョク様がいて、ほんとこのオキョク様がさー…』」(Aさん)
小高「えっ、オキャクサマ、オキャクサマ?」
つボイ「いや、オキョク様」
お局(つぼね)様を「おキョク様」と読んでいたようです。他にもエピソードがありました。
「このアホ娘、『今年は絶対ダイキョクの花火大会に行くぞ』と」(Aさん)
小高「ダイキョク?」
つボイ「大曲(おおまがり)や」
小高「キョクという漢字に弱いのかも」
続けて「月極駐車場(つきぎめ)をゲッキョクと読むタイプですね」と納得しました。
テストの迷回答
こどものテストの回答は思わず笑ってしまうものがあります。
「つボイさんは歴史好きですが、うちの息子の小学校の時の社会の試験。『織田信長が明智光秀の謀反によって襲われたことを何といいますか?』という問題。
息子の答えは『本能寺の恋』」(Bさん)
おそらく「変」と書くところ「恋」と間違ってしまったのでしょうが、「本能寺の恋」もなかなか趣があります。
つボイ「織田は明智に恋する女性をとられて失意のもとに焼け死んだらしいということが思い出される『本能寺の恋』」。
小高「それはそれで感動物語になりそうですね」
当たり前がわからない
このくらいのことは知っているだろうと思っても、それが通じない時があります。
「おバカな娘の話です。昨日大学3年の娘とその同級生を乗せて車を運転しておりました。ふたりの会話が聞こえてきます。
同級生『車は河川敷に停めると安くていいよ。でも、河川敷は狭い道しかないけど』
娘『え、カセンジキって、どこの地名?』
私「違う違う!川の両側にある平たい土地。日本中どこでも河川敷はあるよ』。
地理とかで習ったはずなんだけどな。
あなたの知らなかったノート(普通の人は知っている)に書いとけ。保育士を目指している娘、本当に一般常識が抜けている。先生と呼ばれる保育士だよ?新聞読めよ、ラジオ聴けよ」(Cさん)
確かに、自分の興味のあることだけをスマホで見るので、全般的な知識が弱いという若者が増えているのかもしれません。
ギリギリ娘
同じくCさんからのおたよりです。
「我が家では誕生日には、外食と家での手巻き寿司パーティーをします。手巻き寿司パーティーの時に家族からのバースデーカードを渡します。
5月14日は娘1号の誕生日。父と母のバースデーカードは当日には用意済み。
しかし、何もともぎりぎりでしか動かない娘2号。まだ書いてないバースデーカードを机の上に放置。
すると娘1号がしびれを切らせて、『おいお前、早くカード書けよ!』。そばで聞いて笑いました」(Cさん)
小高「当事者が書いてくれと請求する(笑)」
つボイ「動かない子は動かないからなぁ」
Cさん一家は笑いが絶えなさそうです。
ここはどこ?
次のDさんの娘さんもなかなかおもしろ味があります。
「娘も4月からは新社会人になりました。建築系で現場へ直行直帰が多いのですが、たまにはオフィスビルに行くこともあって、何回目かの事務所に行った日のことです。
社内の人たちに『おはようございます!』と挨拶し、自分のデスクを目指したものの、『あれ?なんだかヘンだな』と気付いて、外に出ると、エレベーターを降りる階を間違えて、全く関係のない事務所に侵入していたことが判明しました」(Dさん)
どんな顔をしてその場を去ったのでしょうか?
実は小高もこんな体験があるそうです。
小高「むかしマンションの階を間違えて、真下の家に行ったことがあります。開けて、2歩入ったところで気付きました。しかも、鍵が開いてた。だから人のこと言えない(苦笑)」
同じ作りのドアが並んだマンションでは、ありがちな間違いなのかもしれません。
後から思えば恥ずかしくも微笑ましい話です。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年06月06日10時04分~抜粋