5月6日、イギリスのロックバンド、ザ・ビートルズのレコードが名古屋市内で入札形式で販売され、なんと120万円で落札されました。
ビートルズのレコードは世界中で多数流通しているのに、なぜここまで高値で落札されたのでしょうか?
7日にCBCラジオで放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、このニュース記事を基に、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーがトークを繰り広げました。
幻と言われる理由
このレコードはアルバム『ビートルズ'65』。
国内盤が1965年(昭和40年)に販売されましたが、邦題や定価が記載された帯のほとんどが緑色や青色である中、茶色の帯というのが極めて珍しいのだとか。
コレクターの間では幻のレコードと呼ばれているそうで、ビートルズ研究家の方でも「今まで4回しか見たことがない」と言われるほどです。
今回、名古屋の栄にある中日ビルのフェイスレコード名古屋中日ビル店で販売されました。
小高「CBCのそばにあるビルなので、見に行かなかったの?」
つボイ「だいたい100万円ぐらい持っていったら足りるかもわからんけど、ひょっとしたら100万超えるかもわからんから、今回は止めとこうと思って引き出しに閉まって家におりました」
入札は最初80万円からスタートしたそうですので、そこまで上がらなければ入手できたはずなのに、残念です(!?)。
幻のレコード、現物を見たい!
先程、研究家の方でも4回しか見たことがないというこのレコード、来店した60代男性は、「希少性から100万円でも安いと思いましたが、自分は出せないので入札しませんでした。現物を見られただけでもうれしかったです」とコメント。
どうやら落札できなくても、現物は見られたそうです。
小高「見に行けば良かったね」
つボイ「まあいずれ、150万円用意したら手に入るんでしょ?」
小高「これで話題になったら、もっと上がるかもしれない」
つボイ「300万、400万ぐらいやったら出せるけどなあ!」
小高「落札した人が『300万で買ってくれるんやったら譲るよ』って言ってくれるかもしれへんよ」
気を使うレコードの鑑賞
今回、希少なレコードが高値で落札されたということですが、レコードというものは大事に扱わなければ劣化してしまいます。
「レコード針で傷つけたり、ホコリを取る時に結構細かい傷がついたりと、取り扱いも普段の管理も大変です。
やっぱり観賞用なのでしょうか?このように曲をかけるのは億劫になりそうです」(Aさん)
かつては放送局ではレコード鑑賞会と称して、自分で買ったレコードを区民ホールで大音量でかけていたそうですが、1回他のところでかけるとホコリでプツッと音が切れてしまうかもしれないため、初めて針を落とすレコードもあったそうです。
常に一定の品質でかかるデジタル音質とは違い、コンディションによって音の違いが出ていたんですね。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年05月07日10時15分~抜粋