つボイノリオの聞けば聞くほど

ホテルから出る空き瓶、琉球ガラスにアップサイクル!

廃棄するはずのものに手を加えて新しい製品へと生まれ変わらせるアップサイクル。

最近ホテルで排出されるミネラルウォーターのガラス空き瓶が、おしゃれな琉球ガラスの器に変身しているのをご存じでしょうか?

4月10日放送CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、沖縄のホテルの取り組みについて紹介します。

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琉球ガラスの原材料は再生ガラス

沖縄県国頭郡宜野座村にあるリゾートホテル「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座」では、アップサイクルの取り組みをしています。
アップサイクルは、別名「クリエイティブ・リユース(創造的再利用)」とも呼ばれています。

小高「つボイさんは、ご存じですよね?沖縄の工芸品、琉球ガラス」

つボイ「琉球ガラスは、独特の風合いがありますよね。ちょっと分厚くて、気泡が入っていてぽってりした手触りがいい」

この琉球ガラス、歴史の上では100年以上の伝統あるものですが、現在の琉球ガラスの原材料は空き瓶を使っているそう。

空き瓶の利用は戦後から始まりましたが、琉球ガラスの歴史から見ると割と最近のことです。廃棄されるお酒やジュースの空き瓶を砕き、溶かした再生ガラスが原材料となっているのです。

きっかけはコロナ禍

沖縄は観光で訪れる旅行客も多く、たくさんのお酒やジュースなどの空き瓶が生まれます。
このうち、ホテルから出るミネラルウォーターなどの空き瓶を、琉球ガラス作家の稲嶺誠一郎さんが新たにレストランの器として生まれ変わらせているのです。

スタジオには写真が用意され、実際につボイが観て一言。

つボイ「私が好きな感触がですね、厚めでデコボコした感じが伝わってきます」

小高「透明で白っぽいものと、鮮やかなグリーンな器がね、並んでるんですよ」

この取り組みは、新型コロナウイルスが流行して沖縄を訪れる観光客が激減し、廃棄される空き瓶が減ったことから始まりました。
琉球ガラス作家たちは日頃原材料が手に入らず困っていました。
そこでホテルの総支配人である橋本和貴さんの提案により、このアップサイクルが始まったそうです。

使われているガラス瓶は、イタリアの「サンペレグリノ」と「パンナ」のボトル。緑と透明の瓶の色、それぞれを生かしてアップサイクルに使われています。

みんなが幸せになるサイクル

ホテルでは今春から、泡盛を提供する際のロックグラスとして使うだけでなく、お土産品として購入できるようにしました。
今後は、レストランで提供する料理の器にも利用していきたいとのこと。

小高「夏なんて、涼しげなガラスの器だといいですよね」

ホテル宜野湾内のページ「読むひらまつ」では、この琉球ガラスの制作過程も見ることができるとのことでした。
ちなみに、ミネラルウォーターの販売元であるイタリア・サンペレグリノ社は次のようにコメント。

「我々サンペレグリノ社にとり、サステナビリティというのが非常に重要であると考えています。企業として、持続可能性を受け入れるために乗り越えなければならない課題があるなかで、できる限り影響を減らすために最善を尽くしています。今回の取り組みに対して、我々の素晴らしいパートナーに、感謝とお礼をお伝えします」

この取り組みによって、つボイは「作家は原材料を手に入れることができて、ホテルのシェフはその器からインスピレーションを得ておいしい料理を作る。お客さんもおいしい料理を食べられてうれしい、いいことですよね」と締めくくりました。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年04月10日11時33分~抜粋

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