つボイノリオの聞けば聞くほど

農村部の暮らしや仕事を体験!日本でも浸透中の「グリーンツーリズム」

長期のバカンスを楽しむことが多いアメリカやヨーロッパ圏で普及している滞在型の余暇活動「グリーンツーリズム」が、最近日本でも取り入れられているそうです。


3月27日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、塩見啓一アナウンサーと小高直子アナウンサーが「グリーンツーリズム」について紹介します。

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グリーンツーリズムとは?

3月28日は「グリーンツーリズムの日」です。大分県宇佐市に本拠地を置く「特定非営利活動法人大分県安心院町グリーンツーリズム研究会」が制定した記念日です。

「グリーンツーリズム」とは、農業や漁業・林業を行っている地域に滞在して、自然や文化を学び、そこに住んでいる人たちや旅行で一緒になった人との交流を楽しみながら過ごす滞在型の余暇活動のことで、もともと長期バカンスを楽しむことが多いアメリカやヨーロッパ圏で普及したもの。

少し前から、日本でもこのグリーンツーリズムを取り入れている地域が少しずつ増えているそうです。
平成6年には『農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律』(通称・農山漁村余暇法)が議員立法で制定されています。

塩見「農業や漁業・林業のお手伝いの体験を通じて、普段からその仕事をしている地域の字住民とやったことがない旅行者が交流して理解を深めるというイメージですね」

小高「そうなんです。都会の人は、新たな経験ができて自分の生活を見直したり、視野が広がったりできますよね。逆に農村部の人たちは、お客さんの反応を見ることで自分たちの仕事に新たな発見ができるっていうね。お互いにWin-Winの関係といいますか」

他の農村部でも、グリーンツーリズムを通じて「都会から人を迎え入れよう」という活動が徐々に広がりを見せているとか。

日本では短期型が主流

バカンスが長い欧米発祥ではありますが、日本ではそこまで長い休暇を取るのが厳しいため最短で日帰り、長いものでも数日で楽しむことのできるツアーも多くあります。
中には、学生の長期休暇を想定した1カ月程度という長いものもあるようです。

塩見「地元の人にとっては普通だなと思っていることでも、他所から来た人にとっては面白いと感じることはありそうですよ」

小高「こんなのが面白いの?なんて発見もあるようですよ」

魚の釣り方一つとっても、都会の人にとっては初体験なだけでなく、見るものすべてを新鮮に感じられることだらけ。逆にそれを生業としている人にとっては、普段の仕事なので面白味も何もありありませんが、旅行者の反応を見て地元の魅力や面白さに改めて気づくきっかけになっているようです。

実際に古民家に宿泊したり、農産物を収穫したり、漁業体験、染め物体験など、内容もバラエティに富んでおり、海外からのインバウンド客からも日本を体験できると人気だとか。
ちょっと変わった思い出作りがしたい、体験がしたいという人にとっては、新たな選択肢としていいのかもしれません。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2024年03月27日11時34分~抜粋

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