つボイノリオの聞けば聞くほど

家庭で作ると意外と手間がかかる?冬の定番・おでん

めっきり寒くなると食べたくなるのが、おでん。具材もバラエティがあり、食べ方、作り方も多様です。

12月18日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)の「華麗なる食卓」のコーナーでは、リスナーから寄せられた「おでん」のエピソードを、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

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おでん作り

「おでんくらい高級にも安くもできる料理はありませんね」という書き出しのAさんのおたよりです。

「私はまず牛スジ肉でランクを決めます。スーパーの中の肉専門店にある、高級な牛スジの赤身がお安くなっている時が作り時。

いい肉が決まったら、はんぺんもちょっといいものに。そうするとこんにゃくも卵もちょっとお高いものになり、大根の下茹でも丁寧になります。ニンジンも少し茹でます。

巾着はお餅もいいですが、白身魚もいけます。魚を入れたくてもバラバラになるのを防げます。玉子をご飯に入れて崩すフィナーレも必須です」(Aさん)

これは高級おでんのコースのようです。白身魚の巾着はちょっとしたアイデアですね。

ご飯に玉子をのせ…

以前、番組で「おでんに白ご飯は合わない」という投稿が話題となったことがありました。

「どこかのお店で、味噌おでんの玉子を白ご飯の上に置き、ぱっくりと割ったところにお味噌のだしを上からかけるというのをやっていました。名付けて『赤茶漬け』。命名されたのは森繁久彌さんだそうです」(Bさん)

このお店は、名古屋市千種区の老舗「つる軒」。
芸能人や各界の著名人も利用する味噌おでんの名店ですが、1日3組の予約制ということで、名古屋市民でも足を運んだ人は少ないそうです。

「我が家では気分によって、白だしのおでんと味噌おでんを作ります。ご飯が食べたいと思った時、お茶碗にご飯をよそって、白だしまたは味噌だしをかけておでんの玉子をのせて崩したうえに、からしをちょいとのせて刻み葱があればOK。これを混ぜてわっしわっしと食べます」(Cさん)

これもよく似た食べ方で食欲をそそります。

おでんは手間がかかる

ところでおでんの作り方もいろいろあるようです。

「おでんはイチから作ろうと思ったら、めっちゃ手間がかかります」(Dさん)

つボイ「簡単に『おでんでいいわ』と言うと、旦那は地雷を踏むことになります」

具体的にどう手間がかかるのでしょうか?

「まず大根を米のとぎ汁で下茹でして、こんにゃくも下茹でして、ゆで卵を作って、皮を剥いて、昆布や鰹節でだしをとって、はんぺんなどもさっと油抜きをしていたら大変なことになりますよ。
私はタコが好きです。高いからあまりたくさん入れられないけど」(Dさん)

小高「とても丁寧に作りますね」

おでんの具

おでんには地域ごとに独特な具材があります。

「竹輪はもちろん、かまぼこも練り物として入れます。いい出汁が出るので練り物は何種類も入れています。金沢には『カニ面』というのもあります」(Eさん)

「カニ面」とは、カニの甲羅にぎゅっと身、内子・外子、脚などを詰め込んだものだそうです。
さすがにお値段も張るので、家庭ではめったに登場しないそうです。

おでんひとつでも手間がかかる、いろいろな食べ方があるというお話でした。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年12月18日10時02分~抜粋

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