つボイノリオの聞けば聞くほど

こどもの性的搾取の温床に!オンラインゲームのチャット機能が危ない

11月は「児童虐待防止推進月間」として、普及啓発のキャンペーンイベントが各地で開催されています。

児童虐待のニュースが連日、ニュースを賑わせています。
暴力や暴言による虐待、身近な大人が加害者になることが多いですが、他方で性的搾取では見知らぬ人が加害者になるケースが急増中です。

11月15日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、児童虐待について話題にしました。

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虐待防止のためにできること

2000年11月に「児童虐待防止法」が施行されたことから、毎年11月は「児童虐待防止推進月間」と定められました。
特にこの11月は防止に向けた方法を知り、実行していくことにも目が向けられます。

小高「虐待は親やこどもと近い立場の大人から受けることが多くて、いち早くこどもを救うことがとっても大事なこと」

近年では身近な大人からだけではなく、インターネットを通じて知らない大人からの搾取によって虐待を受けるケースも増えています。

世界的なネットワーク組織「WeProtect Global Alliance(ウィプロテクト)」では、オンラインでの性的搾取・被害の調査結果を発表しました。
オンラインを通じて金銭的な脅迫を伴う性的搾取、AIによる虐待画像の生成など、これまでとは異なる形の搾取・虐待が急増しているとのことです。

AIによる虐待画像は事実と異なるフェイクですが、あまりにリアルなため、児童を性的対象と見る風潮の助長や、犯罪行為の軽視につながる懸念があります。

オンラインゲームのチャットが温床に

ちなみにこの報告書は、すべてオンラインで閲覧できますが、全文英語です。

小高「今は翻訳があるから、使ったら結構読める」

例えば、こどもの性的画像や動画に関する通報が2019年より320万件も増加しているそう。

また、オンラインゲームのチャット機能により、こどもが性的な画像や動画を要求されるまでにかかる時間は、平均で45分だとか。

つボイノリオ「えっ?それ一体どういうこっちゃ」

こどもは相手がどんな人かわかってない中で、言葉巧みに誘導されてしまいます。
犯行にチャット機能を使われると、親でもなかなか気づきにくいと小高も懸念します。

大人も勉強が必要

こどもたちがインターネットを安全に使えるよう、まずは大人が知識や犯罪状況を知ることが大事です。

つボイ「安全な家の中にいても、こどもが被害に遭う可能性があるってことを大人も意識して、大人も勉強しないといけませんよね」

小高「インターネットの世界も、日進月歩ですからね」

こどもは、オンラインゲームに参加している大人からチャット機能で話しかけられると「ゲーム仲間」として認識してしまいます。
その心の隙を狙った性的搾取からこどもたちを守らなくてはいけません。

日頃からゲームに潜むリスクを教えたり、おかしいと思ったらすぐ家族に知らせるようにするなどの予防策が必要です。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年11月15日11時33分~抜粋

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