つボイノリオの聞けば聞くほど

進むジェンダーレス。男性もスキンケアやメイクをする時代に。

かつては、スキンケアやメイクと言えば女性がするものというイメージが一般的でした。
しかし、徐々に男性も美に対する関心を持つ人が増え、ジェンダーレス化が進んでいるようです。

10月25日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、男性への化粧品に広がりについて紹介しました。

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化粧品にもSDGsの視点

季節の変わり目ということで、衣服や布団を変更した、トイレの便座の保温スイッチをONにした等、番組にはリスナーからメッセージが届いています。
他にも、スキンケアやメイクを秋冬仕様に変えたい・買いたいと考えている人もいるようだとする小高。

小高「メイクもファッションのひとつですからね。今年流行するリップの色、眉の形、保湿用のファンデーションにしなくちゃ、なんていろいろありますから」

流行に即したアイテムを考えるのも楽しいですが、最近ではコスメにもSDGsの視点が取り入れられることが増えています。
SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」では、容器をリサイクル素材で作る、詰め替え用を充実させる、過剰包装をやめると言ったゴミを減らす対策が取られています。

また、フェアトレードの原材料を使うといった工夫をしている化粧品メーカーも出てきています。

男性も化粧に興味を持つ時代

化粧品ならではの取り組みというと、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」も大きく進んでいます。

ここ数年、男性もお肌のお手入れなどスキンケアに興味を持ったり、眉を整える・ファンデーションを塗るなどメイクに関心を示したりする人が増えてきました。
男女どちらも使えるユニセックスなタイプのスキンケア(化粧水や乳液など)が作られたり、メンズコスメシリーズを展開されたりするなど、市場は拡大しています。

最近ではSNSに写真をアップする、リモートでの会議や飲み会が増えるなど、キレイに移りたいというニーズが男性にも出てきている様子。

小高「リモート映えする化粧とか、参考にしている人いますよね」

つボイ「普段メイクはしませんけど、テレビに出る時はメイクしたりとかね。肌色を整えることもしてますから」

小高も、MLBエンゼルスに所属している大谷翔平選手が化粧品のCMに起用されたことが大きな話題となり、見たことがある人も多いのではないかと話します。
CM放送によって様々な声がありましたが、おおむね好意的な声が多かったのでは、とつボイも分析していました。

メイクしたい人が性別にかかわらずできる社会に

ニキビ跡など、肌のトラブルをカバーしたいと思う気持ちや、乾燥対策にスキンケアやメイクを利用したいと考えるのは、女性に限ったことではありません。

「女性ならメイクをして当たり前」「男性が化粧をするのはおかしい」といった考えに疑問を持つ動きも出てきています。

時代は、「性別に関係なく、スキンケアやメイクをしたい人がしたいようにする」と変化しつつあるのかもしれません。

眉や髪型を整えた高校球児や、メイクをしたり日傘をさしたりする男性に、男らしくないと文句をつける人もいますが、時代は確実に変わりつつあります。
化粧品に押し寄せるSDGsの波はもっと大きくなるのではないか、と話すふたりでした。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年10月25日11時36分~抜粋

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