つボイノリオの聞けば聞くほど

間違い電話を装い名前を聞き出す詐欺。楽しく撃退してみたい!

リスナーから詐欺の実体験が多数寄せられる、CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「オレオレ詐欺のコーナー」。

10月25日の放送では、電話によるいろんな詐欺の事例を、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。
犯罪の手口や撃退法を共有しましょう。

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カナダからの電話

「先日、留守電が入っていてメッセージを聞く前に着信履歴を見たら、カナダ・ケベック・ラサールとなってました」(Aさん) 

スマートフォンでは、発信された地域が表示されます。
カナダのケベック州にあるラサールという場所には知人もいないし、行ったこともないAさんには全く心当たりがない電話。

「グーグルで調べると詐欺のようでした。メッセージは聞かずに消去しましたけど、こんな情報、番組にも届いてますか?」(Aさん) 

他にも海外からの電話を受けたリスナーからおたよりが寄せられました。 

アメリカからバイトの誘い

「僕のスマホに知らない番号の着信がありました。知らない番号なので普通なら電話に出ないんですが、なんとなく出ちゃいました」(Bさん) 

すると外国人らしいイントネーションの女性の声で、ナントカコーポーレーションのユキとかユリとか名乗って『バイトの話があります』と言ったそうです。
Bさんが断るとすんなり電話は切れたそうです。 

「後から考えると闇バイトの誘いですかねえ?なおスマホの着信番号は『アメリカ合衆国』と出ておりました」(Bさん) 

海外へは折り返し厳禁

「朝、着信履歴を見たら、なんと+266。調べたらレソトという国からの国際詐欺電話のようです。
最近は知らない電話番号には出ずに、ネットに電話番号を打てばどこかわかるので調べることにしておりますけども、気をつけてください」(Cさん) 

つボイ「+266が国番号。レソトという国があるんですね。100%ロクな電話やないと思います」 

「+248」セーシェル共和国。「+261」マダガスカル。「+690」トケラウ諸島など、調べてみるといろんな国からの着信が報告されていました。
海外からの着信があっても折り返しかけないでください。高額な国際電話が請求される詐欺電話です。 

怪しい間違い電話

「ある日の日中です。私の携帯電話に090から始まる知らない電話番号から電話がかかってきました。仕事柄知らない番号からかかってくることが多いので躊躇なく出ました」(Dさん) 

相手は「もしもし新井君?」と親しげに話してきたそうです。Dさんが「違います」と答えると、相手は「失礼ですがどちら様?」と言ってきたそうです。 

「その時、私は2つの疑問が湧きました。ひとつは、相手が間違い電話と言っているのに、相手の名前を知ってどうするのか?ということです」(Dさん) 

小高「自分が間違えた時は、『すいません。間違えました。失礼します』って切るわね」 

Dさんのもうひとつの疑問とは?

リスナーの推理

「もうひとつは親しい相手にかける時は、登録したメモリー機能でかけるはず。電話番号の間違いなんてないはずです」(Dさん) 

つボイ「今は親しい人でも親戚でもメモリーに入ってますよね」 

小高「だから携帯電話から携帯電話へかける場合は間違いはあんまりないです」 

「そのため私は不審に思って、『名前は言えません。間違えた相手の名前を聞いてどうするんですか?』と聞きました。すると相手は『ああ』と言ってそのまま電話を切りました」(Dさん) 

これは、ランダムにかけた携帯電話の番号から名前や性別などを聞き出す、詐欺の準備のための電話だと推測するDさん。 

あらかじめ名前、性別、およその年代を知ってから、「もしもし○○さんですか?」とかけてくれば、詐欺電話の騙しやすさも格段に上がると深読みするDさんです。 

いい人だけが聞いている

「皆様も知らない電話番号からかかってきた時は、くれぐれも自分から名乗らないようにしてください。
間違い電話なのに名前を聞かれても、親切心で教えないようにしてください」(Dさん) 

さらにDさん、このように続けます。

「ここまで書きながら、私はまた2つの後悔をしております。ひとつは、このラジオをもし詐欺グループが聴いていたら、今後の犯行のテクニックが上昇してしまうかも」(Dさん) 

つボイ「聴いてないです。この番組は悪者はひとりも聴いてない。いい人ばっかりが聴いてる番組です。断言します」 

小高「詐欺の手口は1個ずつ潰していかないと。体験を教えていただくのすごく大事なことです」 

こんな名前を名乗ろう

Dさんのもうひとつの後悔とは?

「もうひとつは、名前を聞かれた時に、『ハイ、チャチャイパーク・パンチャマです』とか、『織田信長です』とか言ったらよかったなあ」(Dさん) 

つボイ「この番組は悪者は聴いてない、いい人ばっかりが聴いている。『俺悪者や、凶悪犯なんや』という人は連絡ください。訂正させていただきます」 

電話による詐欺の事例でした。海外の着信には折り返さない。
間違い電話には名乗らないようにしてください。 
(尾関) 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年10月25日10時02分~抜粋

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