つボイノリオの聞けば聞くほど

「経済、経済、経済」岸田首相の所信表明演説に批判の声

先日、岸田首相は所信表明演説で賃上げや投資の積極化など、経済政策に重点を置くと表明しました。
「経済、経済、経済」と連呼することで、経済政策に力点を置くことを強調し、さらに税収が増えた分を国民に還元するとも語っています。

これを本気と取るか、近頃下がっている内閣支持率の回復を狙っていると取るのか、国民の反応はさまざまです。

10月24日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、この件に関するリスナーの意見をつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

[この番組の画像一覧を見る]

3回連呼するものといえば

所信表明演説について、岸田首相の「経済、経済、経済」というフレーズが、良くも悪くも印象に残っているようです。

「経済と3回唱えたら何かしら願いが叶うのか知らないけど、正直言って期待できるような所信表明演説ではありませんでした。
あらゆるものの物価高騰は、何とか早急に対策してほしいものです。

所得税減税や一部の人へのお金のバラマキが経済対策となるのか、疑問でしかありません」(Aさん)

「岸田総理は経済を連呼することで受け狙いが失敗。これは淀川長治さんからインスパイアされたのでしょうか?」(Bさん)

3回連呼については、他にも似たような意見が届いています。

「これはアニマル浜口さんの『気合いだ、気合いだ、気合いだー!』の影響でしょうか?」(Cさん)

税金をあげたり返したり

最近、減税の話が浮かび上がっていますが、その理由として「税金を取りすぎた」ということがあるようです。

「細かいことはともかく、最近岸田さんが言い出して国会で与野党があれこれするであろう、税収が過去最高になったから、期限付きで所得税減税や給付金で還元するという考えには、どうにも筋が通っていないようで納得いきません。

なんだか多額の寄付金をいただいたので、お礼として現金をプレゼントするようなヘンテコな図式が思い浮かびませんか?

たくさん集まった税金をまた国民の財布に戻すなんてめんどくさいことをしなくていいから(どうせ中間が入って手数料やら抜き取られる)、きちんと国民が納得する形で使ってくれたらいいんですよ。
道路や水道など老朽化インフラの整備とか教育機関の備品拡充とか、公共施設のバリアフリーとか研究者への助成とか、お金が必要な物事は山のようにあります。

それと合わせて毎年度以降は税収と支出の帳尻が合うように、期限のない恒久的な減税をすれば良い。
小手先でお金をやったり取ったりしても、経済に良い効果は何もないと考えます」(Dさん)
 

税収が最高と言うものの…

昨年度、税金を取りすぎたといっても、翌年度以降はどうなるかはわかりません。

「ガソリンの補助も来年3月、4月まで続けることだし、それはそれでありがとうございました。

でも、今年度の税収見通しは昨年度に及ばないらしいですよ。
自衛隊の装備の拡充や少子化対策に莫大な税金が必要なんでしょう?
それなのに減税しても大丈夫なのでしょうか?

日銀総裁に円安をどうにかせよとネジを巻くつもりなんですね」(Eさん)

昔なら税金が減ると聞くと飛びつきたくなる話ですが、今は選挙対策なのかと勘繰らずにはいられないのかもしれません。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く

2023年10月24日09時17分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報