つボイノリオの聞けば聞くほど

食品ロスが軽減!ローソン「冷凍おにぎり」実験販売

世界では、飲食店や小売店で毎日多くの食品廃棄が出ており、その削減に向けた取り組みを官民挙げて行っています。
では、日本での取り組みの現状はどうなっているでしょうか?

10月18日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、「世界食料デー月間」についてつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

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世界で問題となっている食料廃棄

1945年10月16日、国連が国際連合食糧農業機関 (FAO) を設立しました。これを記念し、1981年から10月16日が「世界食料デー」として制定されました。
この日を含めた10月の1か月間は、「世界食料デー月間」として様々な啓発活動をはじめ、食料問題を考えるイベントが行われています。

小高「16日は過ぎちゃいましたけど、まだ月間ではありますからね」

現在世界では、年間13億トンもの食料が廃棄されており、全ての生産量の約1/3に相当する量です。
まだ食べられる食料を捨てることを「食品ロス」と呼びますが、日本も決して例外ではありません。

毎日コンビニおにぎり1個分

日本は2020年を基準に2030年までの10年で食品ロスを半減させる目標を掲げています。
飲食店などの事業者から出るものだけでなく、家庭から出る食品ロスの削減に取り組んできました。

2020年に980万トンあった日本の食品ロスは、2021年度で523万トンまで削減することができました。
目標は489万トンなので、目標達成が見えてきたと言えるかもしれません。割合は、事業者から出る食品ロスが270万トン、家庭からは244万トンと半々に近い様子。

そうはいっても、単位は「トン」。決して少ないとは言えない数字だとするつボイノリオ。

つボイ「まだまだ多いですよ」

小高「1人1日あたり114グラム、だいたいですがコンビニのおにぎり1個分。それくらいの食料を捨てているという計算になります」

小高は実際に毎日コンビニのおにぎりを捨てるところをイメージすると、とても罪悪感があるといいます。

つボイ「想像しやすい。でもそれだけの量を毎日捨てているのはいかん」

「もったいない」の救世主

今年8月、コンビニ大手のローソンが「冷凍おにぎり」の実験販売を行うことを発表しました。
リリースによれば、物流2024問題(24年4月から労働上限規制によりトラックドライバーの労働時間が短くなり輸送能力が不足すること)への備えと同時に、食品ロスの改善も図られているそうです。

具体的には現在常温で販売されているおにぎりのうち6種を、実験的に冷凍で販売する試みです。

つボイ「店で冷凍した状態で売るってことですよね?」

常温の場合、おにぎりの消費期限が約1日。売れ残ればすぐ廃棄となります。
冷凍なら約4か月の保存が可能なので、消費者に受け入れられれば食品ロスの削減にかなり期待が持てそうです。

つボイは、コンビニで買おうとしたおにぎりが消費期限切れだったことがわかり、売ってもらえずに押し問答になった経験があるとか。
「俺がいいって言ってるんだから」と訴えたものの、コンビニ側は「ルール違反はできない」ときっぱり拒否したそうです。

当時のつボイは「もったいないじゃないか」と思っての行動でしたが、冷凍おにぎりなら「もったいない」という気持ちも救ってくれそうだと期待を寄せます。
この実験販売は、11月20日まで行われています。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年10月18日11時34分~抜粋

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