つボイノリオの聞けば聞くほど

秋の味覚「うんだら柿」ってどんな柿?

秋は柿の季節です。固いのが好きか、とろけるほど熟したのが好きか、人の好みはそれぞれです。

10月19日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)では、リスナーの投稿に「うんだら柿」という言葉が登場。
つボイノリオと小高直子アナウンサーがそれを基に話題を広げます。

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おいしければいい

番組で前日から話題になっているのが「柿の食べ方」。

「柿は自分はちょいやわらか派です。いつも傷んでるかわからず、お腹を壊すのが心配で食べないのが正直なところですが。
ぶっちゃけ、甘かったら固くてもやわらかくてもどっちでも大丈夫です。果物の腐っているかどうかの判断は難しくないですか?」(Aさん)

つボイ「これ腐ってるの?というくらいぐじゅぐじゅのが好きな人はいますから。
腐っているかの判断は、味覚、嗅覚、視覚で、これは食べられへんというのがわかるのです」

腐ってなくて、おいしければいいという結論です。が、「何がおいしいか」が個人によって違うようです。

“うんだら”

ところで、番組への投稿で「うんだら柿」という言葉が登場しました。

「『うんだら柿』の『うんだら』って何でしょうか?熟すという意味で『うんだら』と三河では言ったりするんでしょうかね」(Bさん)

小高「品種とかではなく、方言なの?」

「うんだら柿」という言葉には回答が届いています。愛知県碧南市の方からです。

「だらだらですすらないと食べられないような柿のことを、碧南市、西尾市あたりでは『うんだら柿』と言います。私の実家でもそう言っていました。
私は固い柿の方が好きで、うっかりしてうんだらになったものは祖母やらにあげていました」(Cさん)

小高「熟れてだらだらした柿のことなのね」

「うんだら柿仲間」

うんだら柿を、実家だけの言い方と思っていた方もいます。

「『うんだら柿』というメールが読まれてびっくりしました。私は蒲郡市の出身で、こどもの頃から実家ではぐじゅぐじゅに熟れた柿のことを『うんだら柿』と言っていました。

でも他で言うと『なんやそれ』と言われるので、てっきり実家と親戚だけの言葉だろうと思っていました。まさか『うんだら柿』の仲間がいるとは感動しました」(Dさん)

この「うんだら柿」は愛知県三河地方だけではなく、栃木県、群馬県、埼玉県など関東地方でも使われています。
岐阜県東農地方のリスナーからもこんな投稿が。

「岐阜の下石(おろし:岐阜県土岐市)出身の母が『うんだら柿』が好きで、親子ですね、私も昔から大好きです。
ヘタをスプーンでくりぬいてすくって食べるのですよ。固い柿はきらいです。
皮が剥ける程度のやわらかさ、じゅわっと汁気がでるくらいの柿が一番好きです」(Eさん)

よだれが出そうなおいしそうな表現ですね。

“うんだらべー”

「うんだら」も使い方で変化するようです。

「柿が食べたくなって買ってきました。私の好みはちょっと固めです。母親は三河育ちですが、やわらかくじゅくじゅくになった柿を『うんだらべー』と言っています」(Fさん)

つボイ「私も固い人間ですから、『うんだらべー』のような人間になりたいです」

つボイが固いかどうかはともかく、固い柿が好きな人も多いです。

「姑はぽたぽたになった柿に穴を開けてすするようにして食べるのが好きで、バリカタが好きな私にはただの腐った柿にしか見えないですが、人はさまざまです」(Gさん)

柿ひとつでもいろいろな食べ方や好みがあるようです。あなたはどんな柿が好きですか?
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年10月19日09時41分~抜粋

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