つボイノリオの聞けば聞くほど

煮出しと水出し、どちらの麦茶が長持ちする?

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の不定期コーナー「華麗なる食卓」。

家庭によって作り方が異なる「カレー」ライスにまつわるおたよりを紹介するコーナーでしたが、今は家庭の食卓全般に関するおたよりを紹介しています。

9月19日の放送では、まだまだ暑い中、家庭でよく飲まれる麦茶に関するエピソードについて、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

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沸かすと殺菌効果がある?

以前の放送で「麦茶を水出しにするか煮出しにするか」が話題となりました。
今回は「麦茶は水出しにした方が長持ちする」という意見が複数届きました。

「この話は水道水を使った場合ということを前置きし、ボトルドウォーターや井戸水はその限りではありません。

水道水には殺菌のための塩素が含まれていて、煮出したりすると沸騰した時に塩素が空気中に出ていきます。

そのため、できあがった麦茶には(井戸水等と比べて)塩素は含まれないので、雑菌が増えやすくなります。

一方、水出しなら塩素が残ったままなので、煮出した麦茶よりも雑菌が増えにくく長持ちします。

ただし水道水の塩素の風味、いわゆるカルキ臭が気になる方は煮出した麦茶が好ましいかもしれません」(Aさん)

ちなみにボトルドウォーターとは、ペットボトルなどに詰めて市販されている飲料水のことです。

井戸水の場合は注意

おたよりの続きです。

「なお、ボトルドウォーターは出荷時に殺菌されていますが、井戸水や湧き水には細菌が含まれる場合があります。

すぐに飲むなら水出し麦茶にしても健康に影響はありませんが、長期間保管すると、含まれる成分を養分にして細菌が危険な量まで増える可能性もあります。

したがって、井戸水や湧き水を使う時は、つボイさんがおっしゃったように、いったん沸かして殺菌してから麦茶を煮出した方が安全です」(Aさん)

なんとなく煮出した方が殺菌されるイメージがありましたが、水道水か井戸水かによって、対応の仕方が異なるようです。

ただ、小高は「長持ちを気にするほど(麦茶はすぐに飲み干される)。あっという間になくなりますからね」とコメントしました。

麦茶に入れていた意外な物

今は水出しで簡単に麦茶が作れる時代になりましたが、昔は作るのにひと手間がかかっていました。

「運送会社を経営していた親戚の家。事務所の入口に夏はウォータークーラー、冬は電気ポットが置いてありました。

中身は麦茶でまだパックがない時代、お茶屋さんで煎った麦茶を買ってきて、木綿の袋に入れて煮出した物をお茶にしていました。

その横には必ず白砂糖があり、帰ってきたドライバーさんが麦茶に砂糖を入れて、疲れを癒していました。おいしそうに飲まれていました」(Bさん)

麦茶に砂糖は意外な組み合わせですが、小高は「紅茶に砂糖を入れることを考えるとおいしいのかな」とコメント。

そう考えると、紅茶とあまり変わらないのかもしれません。
私は飲んだことはありませんが…。
(岡本)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年09月19日10時05分~抜粋

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