CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の名物「嫁姑のコーナー」には、たくさんのおたよりが寄せられており、令和になっても「嫁姑問題」は不変であることを感じさせられます。
9月13日の放送では、笑い話だけでなく考えさせられるエピソードも寄せられました。つボイノリオと小高直子アナウンサーが投稿を紹介します。
姑が認知症に!実の娘は忘れても、嫁のことを覚えているのはなぜ?
30年の我慢
以前このコーナーで、30年間尽くしてきた姑にキレてしまったリスナーAさんのエピソードが紹介されましたが、その続報です。
「投稿を読んでいただいて本当にありがとうございました。つボイさんの迫真の姑が素晴らしすぎて、他の人の話だったら笑っちゃうんですが、昨日は泣けてきました」(Aさん)
姑のセリフは、いつも憎々しく演じるつボイ。
嫁いで間もない頃、舅と姑に理不尽なことをさんざん言われたAさん、その夜夫に打ち明けると、怒った夫が文句を言いに行ってくれたそうです。
しかし翌日、夫が出勤した後の朝食の時、二人から「お前、旦那と親を揉め散かすな」とこっぴどく叱責されたそうです。
「それが嫌で、話を聞いてくれるだけでいいんやからと、旦那にお願いして騙し騙しきました」(Aさん)
「投稿を読んでいただいて本当にありがとうございました。つボイさんの迫真の姑が素晴らしすぎて、他の人の話だったら笑っちゃうんですが、昨日は泣けてきました」(Aさん)
姑のセリフは、いつも憎々しく演じるつボイ。
嫁いで間もない頃、舅と姑に理不尽なことをさんざん言われたAさん、その夜夫に打ち明けると、怒った夫が文句を言いに行ってくれたそうです。
しかし翌日、夫が出勤した後の朝食の時、二人から「お前、旦那と親を揉め散かすな」とこっぴどく叱責されたそうです。
「それが嫌で、話を聞いてくれるだけでいいんやからと、旦那にお願いして騙し騙しきました」(Aさん)
30年の恨みつらみ
「もちろん嫌な日ばかりではなかった」と続けるAさん。
こどもが小学生の頃は家族6人でディズニーランド、ディズニーシーにも出かけたそうです。
「明るく楽しい良い家族」「良い嫁」と思われるのがちょっとした生き甲斐であり、やり甲斐でもあったそうですが…。
「今まで頑張ってきたことが全部、それがあの夜、30年の積み重ねがプツンと切れて全部壊れました」(Aさん)
小高「確かに酷い言いようだったもんね」
振り返ってひとこと言う小高。
「壊れついでにこれからもポツポツ、30年の恨みつらみをおたよりで出したいと思います」(Aさん)
小高「出して出して」
こどもが小学生の頃は家族6人でディズニーランド、ディズニーシーにも出かけたそうです。
「明るく楽しい良い家族」「良い嫁」と思われるのがちょっとした生き甲斐であり、やり甲斐でもあったそうですが…。
「今まで頑張ってきたことが全部、それがあの夜、30年の積み重ねがプツンと切れて全部壊れました」(Aさん)
小高「確かに酷い言いようだったもんね」
振り返ってひとこと言う小高。
「壊れついでにこれからもポツポツ、30年の恨みつらみをおたよりで出したいと思います」(Aさん)
小高「出して出して」
救われたひとこと
続いては、姑との同居35年となるBさんからの投稿です。
「言った方は忘れるけど、言われた方は生涯忘れない。私の場合は舅が亡くなる間際に、声にならない声で『ありがとな』と言ってくれたんです」(Bさん)
実はBさんは舌がんにかかった時、舅から「もうダメだな」と言われたそうです。
その言葉に絶望していたそうですが、最後の「ありがとな」のひとことで救われたんだとか。
「今は思い込みの強いネガティブな姑に悩まされておりますが、わがままも『聞けば』のおたよりのネタにおいしいなと思うようにしています」(Bさん)
「言った方は忘れるけど、言われた方は生涯忘れない。私の場合は舅が亡くなる間際に、声にならない声で『ありがとな』と言ってくれたんです」(Bさん)
実はBさんは舌がんにかかった時、舅から「もうダメだな」と言われたそうです。
その言葉に絶望していたそうですが、最後の「ありがとな」のひとことで救われたんだとか。
「今は思い込みの強いネガティブな姑に悩まされておりますが、わがままも『聞けば』のおたよりのネタにおいしいなと思うようにしています」(Bさん)
やっぱり姑が嫌い
続いて24歳で結婚と同時に、舅、姑、小姑との同居が始まったというCさんから。
「私はこの家の跡取りを産むだけの人間になりました。姑のせいで主人と離婚するのは後悔すると思い、ただただ我慢の毎日。命の危機はなかったものの、いろんな病気を乗り越えて、現在59歳になりました」(Cさん)
小高「旦那さん自身に特に不満があるわけじゃない。この家にいたくないだけの話でね」
つボイ「病気もたぶんストレスから来たんやろうな」
そして姑は認知症になってしまいました。デイサービスやショートステイを利用して自宅で介護したCさん。
「そんな姑が亡くなって6年。今でも姑が大嫌いで、思い出すだけで憎しみもあり、腹が立ちます」(Cさん)
「私はこの家の跡取りを産むだけの人間になりました。姑のせいで主人と離婚するのは後悔すると思い、ただただ我慢の毎日。命の危機はなかったものの、いろんな病気を乗り越えて、現在59歳になりました」(Cさん)
小高「旦那さん自身に特に不満があるわけじゃない。この家にいたくないだけの話でね」
つボイ「病気もたぶんストレスから来たんやろうな」
そして姑は認知症になってしまいました。デイサービスやショートステイを利用して自宅で介護したCさん。
「そんな姑が亡くなって6年。今でも姑が大嫌いで、思い出すだけで憎しみもあり、腹が立ちます」(Cさん)
優しいお嫁さん
Cさんは、現在舅を介護しているそうです。
「介護状態の人は、私を泣かせてきた人とはもう別人になっています。私が悪魔なら命を奪うこともできたかも知れませんが、人間なんでできません」(Cさん)
舅、姑との同居の結婚生活を「苦行でしかなかった」と振り返るCさん。
「これが私の人生でしょうか?でも、これからは楽しみを持って生きていきたいと思います。こんな酷いことを聞いてくださるのはこの番組しかないと思います」(Cさん)
小高「それでも自宅介護を選んでお世話してるんですから、優しいお嫁さんですよね。いろんな公共サービスを利用して、息抜きもしながらやってください」
「介護状態の人は、私を泣かせてきた人とはもう別人になっています。私が悪魔なら命を奪うこともできたかも知れませんが、人間なんでできません」(Cさん)
舅、姑との同居の結婚生活を「苦行でしかなかった」と振り返るCさん。
「これが私の人生でしょうか?でも、これからは楽しみを持って生きていきたいと思います。こんな酷いことを聞いてくださるのはこの番組しかないと思います」(Cさん)
小高「それでも自宅介護を選んでお世話してるんですから、優しいお嫁さんですよね。いろんな公共サービスを利用して、息抜きもしながらやってください」
実の娘は忘れるけれど
続いても姑が認知症になったと言うDさんから。
「不思議ですよね、姑。認知症になっても、なぜか嫁だけは最後までわかるんです」(Dさん)
小高「そういうおたよりいくつかありましたね」
「実の娘の私を忘れて、なんで嫁のあの子のことだけは覚えとるんや」と義姉、つまり姑の実の娘は泣きながら怒っていたそうです。
「当然ですわね。あんたが生まれてから嫁ぐまでと、私が嫁いで過ごした期間を比較しただけでも大違い。それにあなたは面倒見ていましたか?」(Dさん)
最後の問いかけが、この人間関係をすべて表しているかのようです。
つボイ「この方が一生懸命やったいうことですよね。いろいろ人生があるし哲学があるんですよ」
(尾関)
「不思議ですよね、姑。認知症になっても、なぜか嫁だけは最後までわかるんです」(Dさん)
小高「そういうおたよりいくつかありましたね」
「実の娘の私を忘れて、なんで嫁のあの子のことだけは覚えとるんや」と義姉、つまり姑の実の娘は泣きながら怒っていたそうです。
「当然ですわね。あんたが生まれてから嫁ぐまでと、私が嫁いで過ごした期間を比較しただけでも大違い。それにあなたは面倒見ていましたか?」(Dさん)
最後の問いかけが、この人間関係をすべて表しているかのようです。
つボイ「この方が一生懸命やったいうことですよね。いろいろ人生があるし哲学があるんですよ」
(尾関)
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