つボイノリオの聞けば聞くほど

トイレの話。循環型社会はどこまで実現可能なのか

CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の人気コーナー「トイレの話」。

8月28日の放送でも、つボイノリオと小高直子アナウンサーがトイレにまつわるリスナーからのエピソードを紹介します。

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肥の成熟

以前番組で「野外で排泄すると肥料になるか、ならないか」と話題になりました。

「新鮮な大便は確かに肥料にはなりません。下肥えは汲み取ったら肥溜めに移送しますが、そこで微生物を発酵させるんです。でないと肥料として使えないです。
絶えず新しいものも入れて古いのと撹拌していくという方法で使っていきます。

なぜ知っているかというと、小学生時代、図書館に肥関係の本があって、借りて読んだからです。45年前です」(Aさん)

「おしっこ」の研究

続いて少しアカデミックなトイレの話題です。

旺文社の主催する「全国学芸サイエンスコンクール」で昨年、おしっこに関する研究で内閣総理大臣賞を受賞した福岡市の小学5年生の親子が、ネットニュースHugKum(小学館)の取材で語りました。

「どのようなものを食べると排泄物のPHが変化するか、自分の身体で検証したくなったそうです。

肉ばかり食べた時、肉を食べなかった時、旅行中などさまざまな状況でのおしっこの色、におい、PHを測定。そういった比較実験や考察が本格的だったのが評価につながったそうです。ただ、一週間肉抜きはつらかったようです。

また、お母さんもおしっこを提供し、『コーヒーやアルコールを飲まない日を作って欲しい』という要望にも応えたそうです」(Bさん)

「お母さんも参加した」という点に特に興味をそそられたつボイ。

つボイ「今年はどんなぶっとんだ研究が現れるでしょうか。みなさん、これを超えるようなものをやってください、お母さんのおしっこ…」

小高「賞はトイレ関係だけじゃないからね!(笑)絵画、作文などの部門もあります。コンクールがあると励みになりますね」

つボイ「これは科学です。トイレは汚いというのではなく、科学でしっかり見つめることが大事ですね」

魚の養殖

最後も以前番組で話題になった、排泄物に魚がいっぱい寄ってくるという話です。

「水上の家を作って暮らしている部族があります。トイレの下を網で囲っていて、そこで魚を養殖しているそうです(ブリじゃないですよ)。

エサはもちろん人間の排泄物。人間がブリッとする。下に魚がいて、その養分で育っていく。その魚を食べる。循環型社会ができています。

出荷の時には、そこに網で魚を捕っている映像を見たことがあります」(Cさん)

小高「うちのところでたくさん捕れすぎたブリなんですけど…とか言ってお隣に持って行くのかしら?」

つボイ「ブリじゃないですよ(笑)」

小高には心配なことがあるようです。

小高「私、魚のわたを食べる方なので、ちゃんと消化しきっていて欲しい。胃になにか残っているといやだなー」

つボイ「それはわからんよ。魚の胃にひじきとかあるかもしれん」

トイレは本当に社会の縮図のようです。
(みず)
 
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2023年08月28日10時01分~抜粋

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