つボイノリオの聞けば聞くほど

林業を守る取り組み。国産木材の端材から作ったバッジやキーホルダー

近年よく見かけるようになったSDGsバッジやマタニティマークのキーホルダー。
これを意外な材料で作ることで、日本の森林や林業を守ることにつなげようとする団体があります。

8月2日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、小高直子アナウンサーとつボイノリオが「国産木材の端材で作ったバッジ・キーホルダー」について紹介しました。

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中津川市の団体が製造

DGsバッジと、マタニティーマークのキーホルダーを手にしたつボイ。

つボイ「大体プラスチック製で作られる場合が多いと思うんですけど、スタジオにあるものは木製、木でできていますよ。いい香りがする」

これらは一般社団法人「日本の森林のみらい」が作った国産杉の端材を有効活用したもの。

一般社団法人日本の森林のみらいは、放送エリアの岐阜県中津川市で、昨年「森林環境を確立し、人と森林の豊かな未来を目指すこと」を目的に発足しました。
日本の木を使い、育て、みらいに繋ぐ活動を推進することで、持続可能な森林環境を確立し、人と森林の豊かな未来を目指すと宣言しています。

森林への理解を深める「木育(もくいく)」、国産木材の利用推進、そして林業において障がい者雇用を創出する「林福連携」の3つの柱で活動しています。

森林と触れ合うイベントも計画

木育活動では、様々な地域での植樹イベントや、こどもたち向けの木工体験、森林セラピーなどを行っています。
来週8月11日には、長野県松川町でイベント『およりての森まつり』を開催する予定。

小高「イベントの案内をいただいたんですが、とても楽しそう」

つボイ「昆虫の写真とか、いろいろ楽しそうな木工体験とか森林セラピーがあるみたいですね」

以前の参加者からは「体験や作業の見学が楽しかった」「こどもと自然体験を通じてゆっくり触れ合うことができた」「リフレッシュできた」という声が寄せられているそうです。

国内の林業を守るためにできること

冒頭につボイが手にしていたSDGsバッジとマタニティーマークのキーホルダーも、「日本の森林のみらい」が森林保護の意識を高めるために作ったもの。

建築端材の有効活用による林業の活性化を促すとともに、積極的に国産木材を使うことで日本の森林を守ることにつなげたいという願いが込められているとのこと。
また製作作業には、長野県飯田市の福祉事業者「丘のりんご」も参加しています。

このバッジとキーホルダーは活動拠点の中津川市の他、長野県の飯田市・松川町に寄贈され、また8月11日からは「日本の森林のみらい」ホームページ上でも購入できるそうです。

森林が荒廃すると、近年増えている台風や豪雨によるがけ崩れなどの土砂災害・河川の増水や水害にもつながります。

つボイ「森林を守ることは山を守ること、山を守ることは川や海を守ることにもつながってきますから。日本の木材を使うこと、木材を供給できる森林を守ること、これは大事なことだと思います」

「活動内容などに興味がある人は、ぜひホームページを見てほしい」と締めくくる小高でした。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年08月02日11時31分~抜粋

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