つボイノリオの聞けば聞くほど

意外と使える!夏休みの宿題に生物多様性の研究はいかが?

学校も夏休みに入り、こどもや孫の宿題の自由研究に頭を悩ませる人が増える季節がやって来ました。
できれば手軽で学習効果の高いものをと思うものですが、なかなか見つからない人もいるのでは?

7月26日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、意外な視点を取り入れた自由研究について、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

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スーパーへ行けば探せる?

まずは買い物をした際、パッケージなどについているSDGsに関するマークを集めるというもの。
例えば、原材料を生産している人たちと買い手が適切な賃金を含めた価格で契約していることを示す「フェアトレードマーク」があります。

また海が関係するものなら、水産資源の保護と環境に配慮した魚介類に添付されている「海のエコラベル(MSCマーク)」。責任ある養殖で育てられた水産物に付けられる「ASCマーク」もあります。

海や川の汚染を防ぎ、生態系に配慮した「マリン・エコラベル」というのもあるそうです。食品だけでもかなりありますが、それだけではありません。

認証マークを集めて調べよう

山に関係するものでは、森林の生物多様性や生産地の環境・労働者の権利に配慮した木材や紙製品などにつけられる「FSC認証」もあります。
Fは森のForest、Sは森林を管理することを任された者の責務を表すStewardship、Cは評議会(認定機関)を表すCouncilとなっています。

ちょっと名称は長いですが、「レインフォレスト・アライアンス認証マーク」なんていうものもあるそう。
製品(あるいは指定された成分)が、人・自然がともに反映する世界を作ろうとする農業生産者、林業者、企業で作られたことを表しています。

こういうものを探して意味を調べるだけでも十分研究になりそうです。

以前番組で扱ったものもあれば、初耳のものまであると興味津々のつボイ。
それぞれのマーク・認証からは環境を守ったり、持続可能な範囲で有効活用したりしようと意気込みが感じられると話します。

出かける系や実験系まで様々

他にも歴史のある土地に出かけてその土地の資料館に行き、文化・歴史・暮らし方を調べるのも立派な自由研究です。
つボイも先日、番組で愛知県新城市の長篠へ足を運んだことを報告しました。

もちろん自分が住む土地でも構いません。自分の住む地域との比較や、昔と今を比べることも可能。
これはSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」などにもつながります。

この他、各地で行われているゴミ拾いやクリーン大作戦などに参加する体験も環境を考えるきっかけになるんじゃないかと言う小高。各地で行われている花火大会・お祭りの後片付けなんかもよさそうです。

小高「何気ない自分の1日の行動の中で、SDGsがどれだけあるかを探してみる、なんて言うのもいいと思いますよ」

また砂や小石・綿などを使って泥水をろ過する「安全な水とトイレを」につながるものもあります。これは災害時にも役立ちそうです。
そして親の役に立ちそうなものとしては発酵食品を手作りして、観察するのもいいかもしれません。

つボイ「私も聞いていてハッとしますから、提出された先生も『おっ!』って思うかもしれませんね」

こどもや孫と一緒にやってみてはいかがでしょうか?
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年07月26日11時30分~抜粋

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