つボイノリオの聞けば聞くほど

学名が「ボッキディウム・チンチンナブリフェルム」というセミ

季節を感じさせる虫に関するエピソードが寄せられる『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)の「虫のコーナー」。

7月19日の放送では、投稿のひとつに反応したつボイノリオが怪しげな落語を披露し、小高直子アナウンサーが困惑します。

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季節の虫が登場

「先日、豊橋の市街地を車で走っておりましたら、うるさいくらいのセミの鳴き声。田舎の我が家じゃまだ聞こえません。
地面に潜ってる間が長いくせにセミって都会の方が暮らしやすいんでしょうか?田舎の方が地面たっぷりあるのにねえ」(Aさん) 

小高「条件が揃ってないのかな?」 

「昨日の夜、黒く蠢くGが出ました。難なく退治できてよかったです。退治できなかったら眠れません」(Bさん) 

小高「Gも活発になる季節ですか」 

セミもゴキブリも活発に動き出す季節到来です。 

先を越された

続いての投稿には、つボイが「しまった、先を越された!」と思ったそう。

つボイ「これこそ私がやることではなかったのか?そういう気持ちにもなりました。こういう朝の番組にかまけていて…」 

小高「かまけてって言うな。大事な仕事を(笑)」 

「この度、マンガ家で音楽ユーチューバーの鈴根らいさんという女性が虫をテーマに歌を作ったんです。その歌で歌われている虫がボッキディウム・チンチンナブリフェルムです」(Cさん) 

つボイ「インカ帝国の歌まで作った私が、なぜこれに気づかへんかったんやろう?」 

ちなみにつボイの歌は「インカ帝国の成立」です。

とにかく悔しい

ボッキディウム・チンチンナブリフェルムという名前、ヨツコブツノゼミの学名です。
この番組でも早くからリスナーから情報が寄せられ、以前も取り上げられています。

早速鈴根さんの「一緒に!ボッキディウム・チンチンナブリフェルム」を聴いてみたというつボイ。自分の不甲斐なさをしきりに嘆きます。 

つボイ「まあ悔しくて悔しくて。俺やったらこう歌うというのがあるわけですよ。私もこうなったら、放送ばっかりにかまけていてはいけないで…」 

小高「かまけてって、これ大事だからね(笑)」 

即興で演じる虫の落語

つボイは悔しがってばかりはいませんでした。
歌の代わりに即興で「ボッキディウム・チンチンナブリフェルム」を題材とした落語を披露。

登場人物は、落語の定番の二人。ちょっと抜けたところがある与太郎と物知りの長屋の大家さんです。 

与太郎「ああ、もうじき夏休みが終わっちゃうなあ。昆虫採集しなきゃ。なんか変な虫がいるぞ、大家さんに聞いてみよう」 

家の前で突っ立っている与太郎を大家さんが招き入れます。捕まえた虫の名前を尋ねる与太郎に、「これはボッキディウム・チンチンナブリフェルムというんだ」と答える大家さん。 

与太郎「なんですか?もう一回。チンチンまでは聞こえたんですよ」 

大家「ボッキディウム・チンチンナブリフェルムだ」 

与太郎「さっきチンチンはわかったんですが、ボッキ?」 

大家「ボッキディウム・チンチンナブリフェルムというんだ」 

与太郎「はあ?」 

虫の落語はどう終わる?

これを繰り返すつボイに、たまらず小高が割って入りました。 

小高「つボイさん、名前言いたいだけでしょ(笑)。そこは割愛して」 

つボイ「聞いてる方も呆れるぐらい何回もこれを繰り返して、大家さんが『お前とこうやってる間に、もう夏休みが終わってしまったじゃないか』。ただ名前を言いたいだけや(笑)」 

鈴根さんの歌に悔しがるつボイですが、ここで、横浜を題材にした歌が無数にあるように、ボッキディウム・チンチンナブリフェルムを題材にした歌はいくらあってもいいはず、と気が付くつボイ。 

つボイ「私だって作っていいよね?」 

小高「いいけどアカン。ろくなことにならん」 

きっぱり否定する小高に、つボイは「インカ帝国の成立」はインカの皇帝の名前をみなさんに教えるためにできた歌。さっきの落語も、こどもたちに虫の名前を教えるための学習落語だと持論を展開しました。 

小高「言いたいだけでしょ(笑)。ヨツコブツノゼミの方が短いし何回でも言えるよ」 

再び、与太郎と大家さんになって落語を始めるつボイ。 

つボイ「大家さん、これ、なんて名前?ヨツコブツノゼミっていうんだ。学名は?ボッキディウム・チンチンナブリフェルム」 

小高「結局言うんかい!」 

おあとがよろしいようで。
(尾関) 
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年07月19日10時01分~抜粋

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