つボイノリオの聞けば聞くほど

成人年齢引き下げで被害増大?ネット経由の詐欺から若者を救え!

手口が日々進化している詐欺や悪徳商法。騙されるのは、決して高齢者だけではありません。
最近は社会経験がまだ浅い若者が騙されるケースも多く、知識がないために巻き込まれるケースが後を絶ちません。

7月19日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、若者の職業支援などを行っている⼀般社団法⼈HASSYADAI social(ハッシャダイソーシャル)が作った、詐欺に遭わないための教科書について、小高直子アナウンサーとつボイノリオが紹介しました。

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騙されないための教科書

ハッシャダイソーシャルでは、SNSの普及、成年年齢の引き下げなどの要因で10代の若者が騙されたり、 詐欺に巻き込まれる被害を防ぐため、『騙されないための教科書』をインターネット上で公開しています。
今後は全国の高校などに、10万部を無償で提供していく計画もあるそうです。

つボイ「かわいらしいイラストでとっつきやすい。それから、グラフなどで描かれていますので、すごくわかりやすいですよ」

詐欺に遭わないための知識は、現在人の素養として必要ではないかと考えているというつボイ。

例えば、掛け算の九九や、ひらがなや漢字などの文字は生きていくために欠かせない素養ですが、それと同様にマルチ商法をはじめとする悪徳商法・詐欺の知識は現代を生きていく中にある落とし穴みたいなものだと言います。

だからこそ、九九や文字を覚えるのと同じように、悪徳商法・詐欺の知識も身につけなけれたうえで社会に出なければいけないのではないかと、熱弁するつボイです。

若者の未来の選択肢を増やす

このハッシャダイソーシャルは、「すべての若者が自分の人生を選択できる社会に」との目標を掲げて活動しています。
誰ひとり取り残さない社会を作るためには、どんな人も自分に合った環境を見つけて生活を成り立たせていくことが大切です。

しかし、家庭環境や経済状態などによって、自分の未来の可能性をあきらめる若者も存在します。
そんな若者の選択肢の格差をなくすために、全国の高校や児童養護施設に直接出向き、世間にどんな環境があるのか、どんな職業があり、どうしたらその職業に就けるのかを若者に伝えているそうです。

小高「少年院での講演、若者たちの声を聞く活動もしているそうですよ」

また、ハッシャダイソーシャルでは企業と連携して若者と社会人をつなぎ、キャリア教育をするプロジェクトなども行っているとのこと。
具体的に話をし、若者の声を拾う活動を積極的にしている団体です。

詐欺に遭う若者を少しでも減らす

ハッシャダイソーシャルによれば、若者の話を聞く中で「詐欺に遭った」「詐欺に遭いそうになった」という声が増えてきたそう。
そのほとんどが、SNSなどインターネットを通じたものだったことが、今回の『騙されないための教科書』作成につながりました。

内容は、フィッシング詐欺、無料商法、タレント・モデル契約詐欺、マルチ商法、現金配り詐欺、アルバイト詐欺、そして番外編としてリボ払いも取り上げられています。

小高「私たちもわからないのがありますね」

つボイ「僕らの頃はね、マルチとかねずみ講でみんなよく引っかかってましたよ。もっと増えているんだなと思いましたね」

さらに今後心配なのは、成人年齢が法律で20歳から18歳に引き下げられたこと。
18歳や19歳でトラブルに巻き込まれても、親が助けることができないケースもあるそう。

だからこそ、その前段階の高校生から知識を身につけることが大切だというわけです。
高校生だけでなく、大人も一通り見ておくと自分の身を守ることになるかもしれません。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年07月19日11時32分~抜粋

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