つボイノリオの聞けば聞くほど

つボイノリオ、鳥居強右衛門のお墓参りへ。

7月17日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、パーソナリティのつボイノリオが「ぶらり三河遊覧」と称して、三河をぶらぶらと探索した旅を語りました。

今年の三河地方は、大河ドラマ『どうする家康』の舞台になっている場所が各地にあります。歴史好きのつボイにとっては得意分野。レポートを小高直子アナウンサーが聞き入ります。

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『愛三岐』の歴史を知る

つボイは今回、三河地方のどこに行ってきたのでしょう?

つボイ「この辺りは日本中の話題をさらうようなものがいくらでもあります。愛知県人といいながら、三河でも行ってないところがたくさんある」

そこで「これではいけない」と思い立ち、先週スタッフと車で回ったそうです。

つボイ「でも『愛三岐』(愛知・三重・岐阜)の歴史はそんなに甘くはありません。1日車で三河を周っても、その歴史に迫れるものではない。今日は、上っ面をなでる程度となります」

Tシャツとトートバッグと私

まず行ったのが、長篠の合戦で知られる新城市です。必ず教科書に載っているところですが、つボイは初めて足を運んだそう。

長篠の合戦場は車窓から眺め、真っ先に向かったのは鳥居強右衛門(とりいすねえもん)グッズ売り場。
ミュージシャン岡崎体育さんの熱演で注目された強右衛門。つボイはその姿がプリントされたトートバッグを持って勢いこんで訪れました。

ところが、強右衛門が磔になった絵のプリントされたTシャツはその場で手に入れられませんでした。
その無念を晴らすため、この日はそのTシャツを着ての放送になりました。

敵も味方もなかった

次に向かったのは鳥居強右衛門のお墓。曹洞宗の新昌寺というお寺の裏にあります。
すっきりと凛としたきれいなお寺で、境内も広かったそうです。

この新昌寺の御朱印をもらうと、本堂の隣に鳥居強右衛門だけを祭ったお堂があり、お墓はその裏にありました。

注目すべきは、そのお墓の右には敵だった武田方の亡くなった方の名前がずらりと並んでいたこと。
「亡くなってしまえば敵も味方もないですよ」という日本人の美点を感じたつボイでした。

人としてリスペクト

Tシャツの絵は『落合左平次道次背旗』という旗に描かれたもの。
武田方の落合左平次が鳥居強右衛門の姿を見て、「敵ながらあっぱれだ、こういう気持ちは武士として見習わなければ」と旗指物にしたものです。

敵味方に分かれたけれど、人としての素晴らしさを当時の人たちも知っていたのです。
現在でいう「リスペクト」の心は鳥居強右衛門が教えてくれたことのひとつかもしれないと、つボイは思います。

小高「いい話やけど、そのTシャツを見ながら話を聞く、私の気持ちにもなって」

言うことと、目の前のつボイの姿のギャップに戸惑いを隠せません。

電車でのどかに

鳥居強右衛門にちなんだものとして、意外なことに鉄道の駅があります。それがJR飯田線の鳥居駅。

新城市新城地区にあるローカル線の風情が漂う駅ですが、この駅名は強右衛門の最期の地ということで付けられたそうです。
無人駅で1時間に1本程度列車が停まります。運よく電車が来たのでカメラに収めたつボイでした。

最後に「のどかなところで、鳥居強右衛門の気持ちが今もお墓を見ると感じられました。ぜひみなさんもいろんなことを感じ取っていただきたいです」と、コーナーを締めました。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年07月17日09時18分~抜粋

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