つボイノリオの聞けば聞くほど

姑に仕え、こどもの嫁に気を遣い、はざまの世代はつらいよ。

時代は令和ですが、嫁姑の話題は今も尽きることがありません。
平成の名ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBSテレビ)のテーマソングを聞くと、アドレナリンが出るという方も多いようです。

6月26日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』「嫁姑のコーナー」では、現在進行形の嫁姑エピソードを、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

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「抱き癖」は今や死語?

姑にはこどもを育てたという実績があります。
また嫁には最新の育児法があります。その違いの典型的なものが「抱き癖」。

かつては抱っこのし過ぎはよくないと言われてきましたが、最近は抱っこは積極的にしなさいという風潮に変わっています。
こういう育児法の古い新しいの違いで揉め事は起きます。

「頭に古い間違った知識や個人の偏った経験則がこびりついている姑に対する対応ですけど、その手の人はたいてい聞く耳を持たないし、下手な説得を行えば、自分の全てが否定されたと感じ、へそを曲げるだけだと思います。

とりあえず、同居でないなら、姑がいる時には、『あーそうそう、そうでしたよね』と、言っておき、姑がいなくなったらこどもに『ごめんね』とやってやったらいいと思いますよ。
同居の場合はどうしたもんやら…。地道に論拠を示すしかないかな」(Aさん)

つボイ「いま出ている子育ての本や雑誌を広げたまま置いとくとか」

小高「そういう時活躍するのが、育て方を成功した旦那様です。間に入って、『お母さん、これは今の育児法が変わってきているの』と。どうしても息子と嫁に言われるのでは違ってくる」

世の旦那様、知らないふりはしていないですか?

姑にアレクサ

戦った姑もやがて歳をとっていきます。すると嫁との力関係が微妙に変わります。

「午後、私が帰宅すると、普段母屋の掃除をしない姑がモップをかけていました。掃除機はかけてあったのですが、やり直しがしたかったのかもしれません。

姑は『まぁ私は二葉百合子が好きなもんで、Bちゃんからみれば二葉百合子は古いわね』と言いながら、ご機嫌でモップをかけていまして、アレクサから大音量で二葉百合子が流れておりました。

90歳近い姑がアレクサを使っているのが笑えました。使えるんか。ま、教えたったけどね」(Bさん)

姑の機嫌をよくするのがテクノロジーというところが、今どきです。

アレクサ大喜利

Bさんの投稿にリアクションする小高。

小高「姑さんはアレクサ言えるようになってるのね。『あれ、ここ臭い』→『あれくさ』、と言っただけかもしれんよ」

つボイ「アレクサは誤解をよびかねんワードやな。あれ、雨が降った後は草がたくさん、『あれくさ』。『あ、レクサ』ス、あんた乗ってるの」

ふたりで大喜利を始めてしまいました。

姑は嫁が気になる

姑も歳をとると、憎たらしいからだんだん不思議な存在になることもあります。

「なんで姑は嫁のことが気になって仕方ないのでしょうか?うちの姑も来ると、ソファにもたれ、寝たふりをして私の行動を観察しています。
本人はバレていないと思っているようですが、顔がいつも私の行く方に向いています。私が振り向くとふっと目を閉じるんですけど、それが間に合ってないです」(Cさん)

小高は「反応が気になるのね(笑)。姑世代の人にどうして気になるか教えて欲しいですね」と、姑世代が多くなったリスナーに呼びかけます。

はざまの世代の人

「私も嫁の立場から姑の立場になったひとりです。私は嫁の頃は親に気遣い、親がいなくなったら今度は嫁の顔色を見ながらの生活でした。

今は長男である息子は嫁の実家の近くに家を持ち、そっちに行き、嫁のいいなりです。わたしらの世代は舅姑に気を遣い、嫁にも気遣いし自分の自由はなかったなということです」(Dさん)

はざまの世代の人が一番つらいかもしれません。

つボイ「損だなとも思うけど、自分が嫁の時代にされてイヤなことは、次の嫁にはせんことやなということでしょう。嫁姑問題はそこで断ち切らな」

悪い循環はどこかで断ち切りたいもの。でも、なぜか嫁姑問題がまったくなくなることはない気がします。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年06月26日10時02分~抜粋

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