つボイノリオの聞けば聞くほど

頻発するマイナンバーのトラブル…国民は実際どう思ってる?

ここのところ、保険証や公金口座の紐付けなど、マイナンバーの運用について相次ぐトラブルが報道されています。

この騒動、実際に世間ではどのように思われているのでしょうか?

6月13日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、マイナンバーに関するリスナー意見を、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。

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更迭すべきか?対処すべきか?

12日の予算委員会において、立憲民主党はマイナンバーに関する一連の問題から総理を追及するとともに、河野デジタル大臣の処遇について問いました。

それに対して岸田首相は「職責を果たしてもらいたい」と語り、河野大臣の更迭を否定しました。

このやりとりに対し、リスナーからの意見が届きました。

「大臣にも責任はありますが、大臣になれる与党議員でデジタルに一番詳しいだろうし、しっかり改善してもらえるなら更迭はしなくても良いと思います」(Aさん)

責任の取り方の1つとして辞任はありますが、辞めたことで運用に支障をきたすのであれば、軌道に乗せてから次の人へバトンを渡すべきという考えもあります。

一方では、「やはり騒動が大きいので辞任すべき」という意見もありました。

そんなに急いでどこへ行く?

マイナンバーの活用について被保険者証が問題となっていますが、その問題が解決しないまま、別のことにも使おうとしています。

「マイナンバーの紐付けが暴走していまして、今度は母子手帳にも紐付けするらしい。
ここまでトラブル続きなのに政府はゴリ押しで、その背景にはマイナンバー事業の利権に群がるごく一部の限られた企業の欲を感じます。同時に東京五輪を想起してしまいます。

デジタル庁もお飾りだけで機能不全になっていると思います。
いったん使用停止して、じっくりとシステム全体の見直しをやるべきではないでしょうか?」(Bさん)

「本当に信じられないことばっかりで、河野さんは何を急いでいるのでしょう。
一度走り出した政策を見直すぐらい、こどもたちの話し合いでもやっています。
いま一度きちんと見直して、政治家が大好きな『国民に丁寧に説明して』という言葉、ここでこそ丁寧に説明していただきたいなと思います」(Cさん)

マイナンバーで管理した方が、役所にとっても情報を二重管理しなくてムダが省ける、突き合わせによる取りこぼしがないなどのメリットがありますが、ここまで問題が頻発すると、立ち止まって点検する必要がありそうです。

マイナンバーカードのメリットは?

まだまだマイナンバーカードに関する不安について、続々と意見が届いています。

「『便利は不便を背負ってくる』と叔父によく聞かされましたが、マイナンバーカードも足をすくわれるばかりで、物事はメリットよりデメリットの方に目を向け、後で痛い目に遭わないようにすべきだと思います」(Dさん)

「市町村民税の申告時、私の場合は身分証明をするために、運転免許証がないため保険証が頼りでした。
マイナンバーカードが保険証に一本化され、来年の秋には紙の保険証が廃止になったらどうしたら…と思うのですが、マイナンバーカードを作ればいいんですが、めんどくさい。家まで来てよ!
いろんなものが紐付けされる度に、どうしようかと思います」(Eさん)

身分証明によっては、顔写真のない保険証だけでは証明できないケースもあります。
その点ではマイナンバーカードだけでも証明になり得ますが、盗難や紛失のことを考えると持ち歩きに不安が残るという声もあります。

今のところ紙の保険証廃止は撤回する予定はないようですが、果たして国民の不安は払拭できるのでしょうか?
(岡本)
 
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2023年06月13日09時15分~抜粋

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