つボイノリオの聞けば聞くほど

カミソリの持ち手がプラスチックから「紙」に代わる時代に?

男性はひげの処理、女性はムダ毛処理や眉毛のお手入れなどでお世話になっているカミソリ。
使い捨てのものを使っている人も多いのではないでしょうか?

カミソリの持ち手は、プラスチックなのが今までの常識でしたが、紙の持ち手でできたカミソリが発売されたようです。

6月7日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、このカミソリについて話題になりました。

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プラ使用量が98%も削減

SDGsでは、環境に配慮した商品選びも大切なことの一つです。最近ではプラスチックの使用を減らした商品やパッケージ、リサイクル素材を使った商品を企業が積極的に出しているだけでなく、そうした商品を選ぶ人も増えていると切り出した小高直子アナウンサー。

刃物商品の大手メーカーである貝印株式会社は、プラスチック素材のハンドルを紙素材に置き換えた組み立て式のカミソリ「Pretty 紙カミソリL型 2本入」を、6月5日から自社の公式オンラインストアにて数量限定発売しています。

小高「持ち手の部分が紙でできていて、組み立てる感じで使用できるんですね。環境に配慮した商品を紹介する場面で、結構話題になっているそうですよ」

従来の商品と比べて、プラスチックの使用量が98%も削減できたとのこと。ほとんどプラスチックを使っていないことになります。

製造技術をデータベースに登録

このカミソリシリーズには何種類かありますが、今回のカミソリはテスト販売とのこと。

小高「つボイさん、見たことありますか?」

つボイノリオ「だって6月5日販売開始ですからね。まだ2日くらいしか経っていないわけですよ」

ちなみにこの商品は、T型の商品にはなかったガードを刃に取りつけているため、顔周りでも安全に使用できるとのこと。
つボイもT型のカミソリは馴染み深いのでわかると言いますが、L型はあまり見慣れない上に、まだその商品も見ていないものの興味津々。

貝印では、この紙カミソリの製造技術を「WIPO GREEN(ワイポグリーン)」のデータベースに登録しているそうです。

「WIPO GREEN」は、低炭素な未来への移行を支援する環境に優しいテクノロジーの採用と利用を拡大するために、そのテクノロジーのイノベーションと移転を促進かつ加速させることを目指して、 2013 年に設立されました。
「世界知的所有権機関(WIPO)」が運営する環境保全に関するプラットフォームです。

技術のマッチング

WIPOは、技術を持っている企業や町工場が登録し、それを使用したい企業や団体とマッチングする役割も担っています。

技術を持つ側と、使いたい側がマッチングしたらお互いの条件などを話し合って新しい商品やサービスを生み出していくという仕組みです。
せっかく技術を持っていても、うまく活用できる相手を自分たち単独で探すのは大変。データベースになっていれば相手を探しやすいという、現代ならではのサービスです。

つボイ「開発が得意な企業、アイデアを多く持った企業がそれぞれ得意分野を生かして、つながるということで、新たな仕事を生み出すことができる上に、環境に配慮した商品開発もスピードアップするんじゃないですかね」

紙のカミソリは、実際に手に取ってみないとどんなものか想像しづらいものですが、興味がある人はWIPO GREENのデータベースを眺めてみると面白いものが見つかるかもしれませんね。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年06月07日11時33分~抜粋

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