つボイノリオの聞けば聞くほど

スーパーやコンビニで問題に!陳列棚の奥から取り出すのはやめよう

スーパーやコンビニの陳列棚で、きるだけ新しいものが欲しいと考え、賞味期限の日付がより後日になっているものを手に取っていませんか?

この行為、実はスーパーやコンビニにとって困る行動なのです。

5月31日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、この行動について話題になりました。

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「奥から取り」が問題に

スーパーマーケットで働いているリスナーの投稿を紹介する小高直子アナウンサー。

「多くの人が『ちょっとでも新しいものを』という気持ちから、奥に陳列している商品をググっと引っ張り出します。
スーパー側も工夫して賞味期限順に並べているのに、ぐちゃぐちゃにして奥から取っていく人がまだまだ多いです。

いくらSDGsといっても、食品廃棄をなくしましょうと言っても、毎日のほんのわずかな良識を持てなければ、机上の空論になってしまいます。
どうかこの番組を聴いている人は、小さな良識を持って買い物をしていただきたいです。お願いします」(Aさん)

小高「現場の方のリアルな意見ですよね」

農水省も「てまえどり」呼びかけ

商品を陳列棚の奥から取る行動については、食品ロス削減の中、農林水産省も問題視しています。
そして令和3年6月に、消費者庁・環境省・一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会との連名で「小売店舗で消費者に『てまえどり』を呼びかけます」のタイトルでプレスリリースを展開しました。

小高「てまえどりっていうんですよね」

つボイノリオ「そうやな」

「てまえどり」は、言葉の通り陳列されている棚の手前から手に取ること。

農水省のホームページには、スーパーやコンビニなどの小売店が自由にダウンロードして使えるPOPがあります。

つボイは「どんなお店でもダウンロードして自由に使えるところがいい」と話し、小高POPに見覚えがあるようです。

今日食べるなら手前のもの

黄緑色の背景に白抜きの文字で「すぐ食べるなら、手前を選ぶ『てまえどり』にご協力ください」と書かれているPOPは、スーパーやコンビニで観ることも多くなっています。

つボイ「今日買ってすぐに食べるんやったら、そう奥から取らんでもっていうことやね」

この「てまえどり」という言葉は、「『現代用語の基礎知識』選 2022ユーキャン新語・流行語大賞トップ10」に選ばれるなど、少しずつ浸透してきています。

てまえどりへの取り組みは、SDGsの目標にある「飢餓をゼロに」「つくる責任つかう責任」に近づくことでもあります。

小高「いろいろな事情があって『1週間分まとめ買いするから、週の後半に使う予定のものはちょっとでも新しいものが…』とか、事情がある場合は仕方ないかもしれません。できることから取り組んでいこうということ」

今日のお昼に食べる予定のおにぎりやサンドイッチを手前から取るなど、ちょっとしたことでできることはあります。
現場の方が売り切るために陳列を工夫していることも忘れずにいたいものです。「皆で少しずつ協力していこう」と締めくくる小高でした。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年05月31日11時33分~抜粋

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