つボイノリオの聞けば聞くほど

気温も電気代も急上昇!財布と地球にやさしいグリーンカーテンを始めよう

5月も後半になりましたが、今年はすでに最高気温が30℃を超え、猛暑を記録する地域もあります。

こんな日に欠かせないのがエアコンですが、電気代が高騰する中で使用を控える方も多く、熱中症のリスクも高まります。

5月17日に放送されたCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』「SDGsのつボ」コーナーでは、財布にもやさしいグリーンカーテンに関する話題を、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。

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まだ間に合う「グリーンカーテン」

電気代値上げのニュースを見聞きしてエアコンの使用を悩んでいる人もいるのでは?と小高。

夏のきつい日差しを少しでも凌いで、室内の気温上昇を抑える対策のひとつが「グリーンカーテン」です。
窓辺にネットを張って、蔓性の植物を植えて、天然のカーテンによる日陰を作るものです。

小高「日が当たる窓辺や壁のある場所に蔓性の植物を植えて、成長した蔓についたたくさんの葉が窓から入る直射日光を遮ってくれて、壁などに熱が蓄積するのを防いでくれる」

また、グリーンカーテンには、根から吸い取った水を葉から蒸発させる時に、周りの熱を奪う気化熱の効果も期待することができます。

適した植物は多種多様

実際にグリーンカーテンがある窓辺は約4℃、壁に至っては約11℃も温度が下がると言われています。
見た目の爽やかさだけではなく、しっかり効果があることも実証されているのです。

つボイ「すごい!見た目だけじゃないんですね。結構温度が下がる」

蔓性の植物と言われても、「パッと思いつかない人も多いのでは?」と小高。

グリーンカーテンとして使える植物には、例えばゴーヤやアサガオがあります。
さらに食費も抑えたいという方には、インゲンやキュウリもおすすめなんだとか。クリトリア(チョウマメ)も蔓性です。
他にもヘチマやヒョウタン・フウセンカズラなども育てやすく人気があります。

素材もエコに進化中

グリーンカーテンを育てる際に必要な道具と言えばネットやプランター。
実は最近、これらにも地球にやさしい素材が使われるようになっています。

小高「例えば、蔓を撒きつかせるのに必要なネット。一般的にはビニール製のものが安価で多いんですが、植物の麻でできたものも最近は人気です」

そして植物を植えるプランターも、再生プラスティック由来、フェルトや麻・再生紙などエコ素材によるものも多く販売されています。

これらは使い終わったら燃えるゴミとして捨てることができ、燃やす時も有害物質を発生させません。
また、環境に配慮して土に還る素材でできたものもあるそうです。

軽くて捨てやすいココピート

さらに土についても、最近では「ココピート」が注目を集めています。
ココナッツ果実の堅い殻を細かく粉砕し、3年から5年ほど堆積、醗酵させたエコロジーな天然資源です。
乾燥させているので持ち運ぶ際は軽く、苗を植える前に水を含ませます。

大量に捨てていたココナッツの殻も有効活用できて一石二鳥です。
実は水を含ませると8倍に膨れ上がりますが、使用後に乾かせば元の重さに戻り捨てやすいとのこと。

つボイ「買って帰る時に軽いのはありがたいですね。捨てる時も楽でいい。地球のため、自分の財布のためにもいいですね」

これから挑戦する人も、毎年やっている人も、エコ素材に注目してみるともっと地球にも財布にもやさしいグリーンカーテンができるのでは…と小高が締めくくりました。
(葉月智世)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年05月17日11時28分~抜粋

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