つボイノリオの聞けば聞くほど

要注意!心筋梗塞は心臓が痛むとは限らない

突然発症するという心筋梗塞。
名古屋のラジオパーソナリティ・つボイノリオも還暦を迎えたばかりの頃に倒れたことがあります。

4月24日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、大変な経験をしたリスナーの投稿を、つボイと小高直子アナウンサーが紹介します。

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お腹が痛い

「大変です!僕もついに心筋梗塞になってしまいました。昨日ようやくICUより一般病棟に移動して、番組にメールできました。これでつボイさんの兄弟分となりました」(Aさん)

かつて心筋梗塞で倒れたことがあるつボイ、「もうこの兄弟は増えないでいただきたいです」と言います。

Aさんは発症について振り返ります。

「その日は朝9時半頃から食道のあたりが痛くて痛くて、会社の常備薬の胃薬なんか飲んでも全然効かず。
かかり付け医に診てもらい、胸やけの薬をもらって帰ってきました。

が、夜も一向に治らず、これは違うと思って、女房に救急病院に連れていってもらいました。診察してもらって、外で待っている間にだんだん治まってきて、『帰ろうか』と言っていたら、また診察室に入ることになりました」(Aさん)

一度は治まって良くなったように思ったのですが…。

痛いの痛くないの

Aさんのおたよりは続きます。

「そうしたら、本田翼似の美人看護師さんにこちらへと言われるままについていくと、何か忙しそうな処理室に連れていかれました。
そこで先生から『心筋梗塞の疑いがあるので、今からカテーテルを入れて検査します』。

それからは看護師さんに『ベッドに寝てください』『ズボンを脱がします』『パンツを脱がします』。
おまけに、なんと太ももの付け根に注射するかもしれないので、『ジョリーン、ジョリーン』(剃毛)ですよ。

看護師さんが僕のノリオくんを持って、裏返したりひっぱったり。ドキドキしていると、ブチューとホースを僕のノリオくんへ入れて、その痛いの痛くないの。思わず『やさしくしてね』と涙目で訴えました」(Aさん)

ユーモアをまじえて書いていますが、なかなか緊迫した様相です。

血管に詰まっていたもの

「その後、カテーテルを使って検査をすると、1か所血管が詰まっていて、その詰まりをとって金属製のパイプを入れたみたいです。
術後『こんなものが詰まっていました』と見せてくれたものが魚釣りのエサの赤ミミズみたいなもので、3cmくらいありましたか。あんなものが血管に詰まっていたなんてびっくりです。
この次は『身体ふきふき』のメールをいたしましょう」(Aさん)

つボイ「一難去って一楽しみですね」

心筋梗塞で亡くなる方もたくさんいる中、早めの処置で助かったAさんでした。

心筋梗塞の放散痛

自分の経験を語り始めるつボイ。

つボイ「私の場合とこの人が違っている点は、私は心臓が半端なく痛かった。その時『なんでオレ、こんな不幸な目に遭わないといかんのだ』と思った。

この人(Aさん)は胃の辺りがおかしい。私の友達もそうでした。そして胃の薬を飲んで、手遅れになって死にました。

症状は人それぞれです。私は心臓病で心臓が痛いということはラッキーだった。『これは心臓だ、うかうかできない』と病院にすぐ駆け込みました。

この人は最初常備薬で胃薬を飲んだ。私の友達は胃の病気だと思いこんで手遅れになった。
だから、痛みというのはどんな痛みでも侮ってはいけません。心臓病でも心臓でなくて他のところが痛くなる時が結構あるということです。

放散痛といって、患部とは違うところに痛みを感じるということ。痛いところとは別のところに病巣がある時があることを覚えておいていただきたいです」

人はいつ病気になってもおかしくないです。他人の経験談をいろいろ聞いて覚えておいた方がよさそうです。
(みず)
 
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2023年04月24日10時49分~抜粋

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